埼玉県鶴ヶ島市の市民課職員5人が窓口サービスについての市民アンケート調査用紙約80枚を加筆・改ざんした問題で、同市総務部の中島啓善部長は「臨時職員を増員してきた。市民アンケートをねじまげて調査自体が無効になり、市民に申し訳ない。厳正な処分を行う」としている。 アンケートは6月13~17日に同課窓口で行われ、A4判裏表に職員の対応や業務内容、施設など20項目を質問した。記述式や回答者の属性の回答以外は「満足」「やや満足」「普通」「やや不満」「不満」に丸をつける形式で、計498枚が回収された。 調査結果は7月26日にまとまったが、2年前の調査に比べて「不満」が多く、同市は内部調査を開始。質問によって丸の形が異なる用紙が多数あり、ほとんどが「満足」なのに総合評価が「不満」もあった。 職員の聞き取りの結果、「窓口が混雑していた。上司から『書いちゃいなよ』と言われ、改善されればと軽い気持ちで書いた」