ゴムのベタベタ汚れの原因は加水分解 そもそも、どうしてゴム製品は長い間放っておくとベタベタになってしまうのか不思議ですよね。ゴム製品がベタベタになるメカニズムは加水分解という現象にありました。加水分解とは水とある物体が合わさった結果、化学分解が起きて別の化合物が発生するという現象です。 つまりゴム部分のベタベタは、ゴムと水がふれてできた結果発生した化合物なのです。ゴム製品に水がかかった覚えなんてないよ、という人もいるかもしれませんが、空気中には目に見えない水蒸気、つまり湿気がたえず漂っています。この湿気の影響でゴム製品の加水分解が発生するのです。 持ち手がゴムの道具でも毎日触っていれば、加水分解で発生したごく微少の化合物は手に付着してとれていきます。化合物が溜まることがないので、何年たってもゴムはさらりと乾いているのです。しかし、何年も放置していれば、それだけ加水分解による化合物がゴムの表