RS-232-Cは2000年代までのパソコンには標準で装備されていたインターフェースである。家庭ではモデムなどを接続するために利用されていた。工場の計測器の接続など、特定の環境では今でも利用されている。正式な規格名はANSI/EIA-232。 端子の形状には写真に示したD-SUB 9ピン以外に、D-SUB 25ピンの規格もある。規格では25ピンが正式だが、大きいためパソコンなどでは9ピンのインターフェースを搭載することが多かった。25ピンと9ピンはアダプターなどを使えば簡単に変換できる。 RS-232-Cで使うケーブルにはクロスとストレートの2種類がある。ストレートケーブルではケーブル両端のコネクターの同じ端子(送信用と送信用、受信用と受信用)が結線されている。一方、クロスケーブルは送信用の端子と受信用の端子を結ぶように交差して結線されている。 パソコン同士を接続して通信する場合はクロスケ
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