〉・マスターベーションの回数を減らすと、体内に保持される精液の量が増える 〉・体内に保持される精液の量が増えると、性欲が維持・強化される 「精液のストック量を適正に保つことが身体的健康を左右する」という性欲観・精液観自体は、 貝原益軒の養生訓(接して漏らさず)に代表されるように昔っからあったけど、こういうふうに 性欲の強度を精液の貯蔵量に直接結びつけた性欲理解が浸透するのは、わりと近代的な現象だよね! この「オナ禁」を含めて、現代日本の男性性欲表象には貨幣経済のメタファーが強く入ってきてると思うよ。 実際にはさまざまな多様性を持ちうるであろう男性の性欲が、「射精」という行為に切り詰められる。 んで、性欲の強度が、精液の量という一次的指標に数値化される。 マスターベーションをしない非-性的時間に〈蓄積〉され、性的時間に〈消費〉されたトータルの精液量で、 その性行為のなかで得られた快楽の量が客
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