民主党の鳩山由紀夫元首相と、元スピードスケート選手で自民党の堀井学前道議が立候補する北海道9区は、全国から注目されている。 堀井氏はこの日朝から、浦河町で企業や牧場を回り、町民たちと握手しながら支持を訴えた。午後4時前、様似町内で車を止め、車載テレビで衆院解散のニュースを聞いた。 横路議長が解散詔書を読み上げる画面を腕組みをして見つめた堀井氏は「これまでの人生と、道議としてやってきたことを、どれだけ評価してもらえるか。胸を借りるつもりで戦いたい」と意気込みを語った。17日は、苫小牧市であいさつ回りを行う予定だ。 一方、迎え撃つ鳩山陣営では、「大変厳しい戦いになる」と、民主党道9区総支部の滝口信喜代表代行を中心に、選挙戦への備えを加速させている。
衆院が解散され、議員が万歳する中、正面を見つめる野田首相(中央)(16日午後3時50分、国会で)=吉岡毅撮影 衆院は16日午後、解散された。政府は臨時閣議で「12月4日公示—16日投開票」の衆院選日程を決め、事実上の選挙戦に突入した。 選挙後の政権の枠組みを最大の焦点に、民主党政権の3年間の評価が問われる。消費増税を柱とした社会保障・税一体改革や、原子力などエネルギー政策、環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加の是非などが争点となる。 衆院選は2009年8月以来、3年4か月ぶり。 野田首相(民主党代表)は解散後、首相官邸で記者会見し、「解散の理由は、『近いうちに国民に信を問う』との約束を果たすためだ」と語った。「近いうち」の約束をした8月8日の自公両党との党首会談から、ちょうど100日後の解散となった。首相は「前へ進めるのか、政権交代の前に時計の針を戻して、古い政治に戻るのかが問われる
野生動物から規制値を超える放射性物質が検出され、捕獲しても食べることができないためだ。野生動物による農作物被害は年間1億円以上に上り、県はイノシシ1頭につき5000円の奨励金を導入するなど、ハンターの確保に乗り出した。 11月からの狩猟解禁を前に、県は9種類33個体の野生動物を捕獲し、放射性物質の検査を行った。このうちイノシシとツキノワグマ、ヤマドリの計14個体で、食肉の国の規制値(1キロ・グラム当たり100ベクレル)を超えた。県はこれらの動物について出荷を制限し、自家消費も控えるように指導。捕獲しても焼却や土に埋めて処分するしかない。 県自然保護課によると、10月末時点の狩猟者登録は3239人。原発事故前の2010年度は4779人が登録しており、2年間で3割以上減った。登録料や猟銃の更新手続きなどで年間2万~5万円かかるといい、県猟友会福島支部の佐久間貞二支部長は「食べられなければ、狩猟
今年7月に就航した格安航空会社(LCC)の「ジェットスター・ジャパン」が、社内規定の要件を満たしていない整備士に航空機の安全確認をさせていたとして、国土交通省は16日午後、同社に厳重注意する。 今年は同社を含め3社の国内LCCが就航したが、同省が国内LCCに厳重注意するのは初めて。 同省によると、出発前や部品交換時に航空機の安全性を最終的に確認する「確認主任者」について、同社は「他社での経験が3年以上ある整備士が務める」と定めている。しかし、2人の整備士は6か月~1年8か月しか経験がなかったという。 2人が安全確認した機体で大きなトラブルは起きていないが、1人の確認件数は91件に上っていた。同省は「運航の安全を確保するための組織が有効に機能していない」として厳重注意するとともに、来月中旬までに改善策を報告するよう求める方針。
知財高裁(芝田俊文裁判長)は15日、カタログ通販のニッセンが運動靴に採用している4本線のデザインについて「(3本線の)アディダス製品と混同する恐れがある」として、商標登録を認めた特許庁の審決の取り消しを命じる判決を言い渡した。 判決によると、アディダスは1949年、3本線を基調とするデザインを採用した運動靴の販売を開始。一方、ニッセン側は2005年、運動靴用として4本線を並べた商標の登録を出願、特許庁は「十分に区別できる」と判断していた。 ニッセン側は「4本線と3本線の差は歴然だ」などと反論したが、判決は「4本線と3本線とを見間違える場合がある」などと結論づけた。 ニッセンホールディングス広報企画室は「判決を確認できておらず、コメントは差し控える」としている。
電力会社や原子力発電所関連メーカーなど123社が15日、原発の安全対策を進める新組織「原子力安全推進協会」を設立した。 東京電力福島第一原発事故を教訓に、原子力業界が自主的に安全対策を強化する姿勢を示し、原発の立地自治体に再稼働への理解を得やすくする狙いがある。 代表には、政府の原子力安全委員会で2000年から06年まで委員長を務めた松浦祥次郎氏(76)が就いた。協会は、各メーカーや海外の原発関連機関と協力し、日本より先行している海外の事例などを調べ、対策が不十分な電力会社に改善を促す。 松浦代表は15日の記者会見で、「原子力安全委員長として(福島第一原発)事故が起こる原因に思い至らず、非常に深く申し訳なく反省している。苦い経験が十分生かされないといけない」と述べた。
セブン&アイ・ホールディングスは近く、サッポロビールに製造を委託し、自主企画商品(PB)の缶ビールを全国のセブン―イレブンやイトーヨーカドーなどで発売する。 国内メーカーが作るPBのビールは業界初で、高品質と低価格で販売を伸ばしたい考えだ。 発売するのは「セブンプレミアム 100%MALT(モルト)」(350ミリ・リットル、198円)。215円前後のメーカー品より1割程度安い。セブン&アイとサッポロのマークを併記し、双方のブランド力を生かす。 小売り大手によるPBのビール類は、これまで韓国メーカーなどに製造を委託した「第3のビール」が中心で、1缶100円を切る低価格で人気を伸ばしてきたが、最近は販売が頭打ちになっている。
愛知県豊橋市中心部を走る路面電車に揺られながら、熱々のおでんとお酒が楽しめる豊橋鉄道市内線の特別車両「おでんしゃ」の試乗会が14日行われ、同社関係者らがサービス内容などを確かめた。 2007年に始まった人気企画で、冬の風物詩になっている。 試乗車は午後6時過ぎに豊橋駅前電停を出発した。赤ちょうちんと電飾に彩られた車内は、さながら走る居酒屋。運動公園前までの往復9・4キロを約1時間20分かけて走った。 今季の運行は、年内が16日~12月28日、年明けは1月5日~3月3日で昨シーズンより2日長い計101日間。温められるおでん鍋とおつまみ弁当、特製ラベルのカップ酒1本に生ビール飲み放題、カラオケのサービスがついて1人3500円。貸し切りは1便9万3000円(28人まで)。午後6時25分発の夜便と午前11時57分発の昼便(土、日、祝日)がある。 年内はすでにほぼ満席。1~3月分の予約は、27日から
新潟県の佐渡島内に9店あるコンビニ「セーブオン」に、今月5日から現金自動預け払い機(ATM)が設置された。 島内にはこれまで金融機関の支店のATMしかなかったため、住民から歓迎の声が上がっている。 佐渡市とセーブオン(前橋市)は昨年5月、「包括的連携協定」を結び、佐渡産のミソや海洋深層水の塩を使ったおにぎりなどの販売を展開。トキをPRするTシャツの売り上げの一部を「市トキ環境整備基金」に寄付しているほか、同年11月に災害協定を締結した。 ATMの導入も連携の一環。同社広報グループによると、これまで県内117店舗のうちATMを導入しているのは8店舗だけだったが、島民の利便性向上に向け、今回は島内9店舗すべてに開設した。 ATMはりそな銀行をメーンバンクとし、すべて24時間営業。農協、漁協を含めほぼ全国の金融機関を取り扱っている。同市吉岡の店舗でATMを利用した同市畑野の会社員(51)は「銀行
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