「なぜ、日本は3大会連続でU-20ワールドカップの出場権を逃したのか?」と聞かれても正直、要因が多すぎてうまく応えられない。 逆に言えば、「これが原因で負けた」と言えないからこそ、問題の根っこは深いと考えてもいい。 球際の強さ、ロングボール対策、ピッチコンディション、戦う気持ち…。どれも聞き慣れた言葉が続く。この中で戦う気持ちという面を挙げてみると、今回のU-19日本代表は驚くほど、練習中や試合中の声が少なかった。大人しい選手の集まりと言ってしまえばそれまでだが、強烈な個性をチーム全体に良い意味で波及させるキャラクターがいない。 チームワーク―。それは協調性がすべてではない。戦う集団として、勝利を目指している以上、お互いの主張をぶつけ合うことで、コミュニケーションを図り、よりチームを良くしていこうとする気概は必要だ。声が出ないということは、その気概が低いと受け取られてもおかしくはない。 例
敗退が決まり、観客席に向けて挨拶を繰り返していた“SAMURAI5”のメンバーたち。「後悔はない。でも『もっとこっちだ!』という声をかけられなかった。ピッチでチームを引っ張れないもどかしさがありました」とコメントしたカズ。 アウトオブプレーでストップするプレーイングタイム方式の時計が、残り1秒となった。ボールがキックインされた直後、アリーナに試合終了を告げるブザーが鳴り響く。 ピッチ上にコントラストが描かれる。ウクライナが歓喜を爆発させるそばで、日本の選手たちは落胆に包まれていた。ミゲル・ロドリゴ監督とその仲間たちによるフットサルW杯の冒険は、11月11日のラウンドオブ16(決勝トーナメント1回戦)で終わりを告げたのだった。 ゲームを動かしたのは、ほんのわずかなズレだった。 キックオフ直後の前半2分、敵陣左サイドの星翔太が、ピッチ中央に横パスをする。これがウクライナの選手に渡ってしまった。
AFC U-19選手権の準々決勝が11日に行われ、グループBを首位突破したイラクとグループAを2位で通過した日本が対戦した。 勝利すれば、来年にトルコで行われるU-20ワールドカップの出場権が手に入る一戦だが、日本は34分に先制点を奪われてしまう。 1点ビハインドで迎えた後半開始直後の48分には、矢島慎也のシュートがイラクDFの足に当たったことでコースが変わり、ゴールイン。試合を振り出しに戻すことに成功した。 ところが、同点も束の間。53分にはセットプレーからイラクに得点を許して、勝ち越されてしまう。 再びビハインドを負った日本は、同点ゴールを奪えぬままタイムアップを迎え、1-2で敗戦。ベスト8で敗退して、3大会連続でU-20ワールドカップの出場権を逃した。 [写真]=Getty Images
2012FIFAフットサルワールドカップの決勝トーナメント1回戦が11日に行われ、グループAを1位で突破したウクライナとグループCの3位で決勝トーナメントに進出した日本が対戦した。日本は北原亘や木暮賢一郎らが先発出場。三浦知良はベンチスタートとなった。 初の決勝トーナメントを戦う日本は、開始3分に失点。パスカットからチェポルニュクに豪快なドリブルシュートを決められてしまう。早々にビハインドを負うと、5分にもGKからのパスを受けたフェドルチェンコに振り向きざまのシュートから得点され、2失点目を喫した。 追いかける日本は8分にカズらを投入するが、10分にゴール前でボールを奪われてジュルバにゴールを許すと、13分にもロガチョフに強烈なシュートを叩き込まれた。15分には、稲葉洸太郎が相手を引き倒したことでレッドカードを受けて、さらなる劣勢を強いられてしまう。日本は16分にも立て続けに2失点して、前
11月1日から開幕したフットサルワールドカップ(W杯)で、日本代表は「死のグループ」と呼ばれたグループCで3位となり、ワイルドカードで決勝トーナメント進出を決めた。三浦知良が日本代表に加わって注目度が高まるなか、見事に結果を出してみせた。 グループリーグ突破の最大の立役者はミゲル・ロドリゴ監督だろう。普段から「私は魔法使いではありません」が口癖の指揮官だが、グループリーグ3試合で見せた手腕は、“魔法使い”と呼ぶにふさわしかった。 「がんの宣告を受けたようなものだ」 ミゲル監督は、グループCの組み合わせが発表されたとき、そう感じたという。ブラジル、ポルトガル、リビアという組み合わせは想定されるなかでも最悪のものだったに違いない。しかし、その時点でミゲル監督は「ワイルドカードでのグループリーグ突破」に目標を切り替え、極めて現実的なプランを立てていた。 第1戦の相手ブラジルは世界王者だ。
ベスト8を懸けて、11日から決勝トーナメントが始まる日本代表は、9日の夕方からバンコク市内で1時間ほどトレーニングを行った。この段階ではまだ次の対戦相手が決まっていなかったこともあり、特別な戦術などのトレーニングは行わなかったが、「心肺機能を上げ、リズムの高いプレーをしたかった」と、15分間にわたり、ハーフコートでの4対4を行うなど負荷を掛けたメニューもこなした。 このトレーニングの直後、別会場で行われていた別グループの試合結果により、日本代表の対戦相手がウクライナに決定。ミゲル監督は「ワールドカップに入り彼らも(コンディションを)上げてきているし、(10月27日に親善試合で戦った時とは)同じ相手ではないと思って戦わなければいけない」と語った。 次のウクライナ戦は総力戦になるだろう。日本は、逸見勝利ラファエルが出場停止、高橋健介が負傷で欠場する。フィールドプレーヤーが2人も欠けてしまったと
中東の気候を「遠藤ボックス」で乗り切る。W杯アジア最終予選オマーン戦(14日、マスカット)を戦う日本代表は8日、直前合宿を行うカタール・ドーハに向けて出発した。航空機にはMF遠藤保仁(32=G大阪)が練習後などに氷風呂につかるためのボックスが積み込まれた。日中の時間帯に行われる暑熱対策は万全。前日7日の柏戦で裂傷し、9針を縫った右下顎は大事に至らず、敵地に乗り込む。また海外組は現地で順次、合流する予定だ。 大量の荷物にまぎれて、「遠藤ボックス」が積み込まれた。日本代表が前線基地のドーハに向けて出発。搭乗直前、人間1人がすっぽり入るでっかい“バケツ”が、チェックインカウンターに並んだ。代表関係者によると、遠藤ら複数選手が練習後やハーフタイムに、氷風呂として使用する。中東での戦いでネックとなる暑熱対策のためのもの。万全の準備を整えて、敵地に乗り込んだ。 火照った体を冷やすために、遠藤が代表に定
遠藤、9針でも14日オマーン戦強行「何ともない」…W杯アジア最終予選 傷の残る顔でカタールに向かった遠藤 見送りに手を振るザッケローニ監督 W杯最終予選オマーン戦(14日、マスカット)に臨む日本代表の国内組は8日、直前合宿を行うカタール・ドーハへ出発した。勝てば予選突破に王手がかかる一番。司令塔のMF遠藤保仁(32)=G大阪=は7日の柏戦で右下顎を9針縫う負傷を負ったが、強行出場をアピールした。 患部に茶色のテープを張った遠藤は「何ともないですよ」と平然としていた。柏戦の後半35分、接触プレーで顎の下を裂いて出血し、試合後に患部を縫合。本番まで抜糸の予定はない。痛くないはずはないが、弱音を吐かなかった。 前回、敵地でオマーンと対戦したのは08年6月7日、南アW杯3次予選。遠藤はPKで1得点したが、結果は1―1。中東諸国のホームでの強さは身にしみている。今回はMF香川、DF内田と主力2人を欠
予選グループA組 11月7日(水) 21:00K/O Emirates Stadium U-19日本代表 0(0-0)0 U-19UAE代表 スターティングメンバー GK 1 櫛引 政敏(清水エスパルス) DF 3 遠藤 航(湘南ベルマーレ) 5 岩波 拓也(ヴィッセル神戸) 6 山中 亮輔(柏レイソル) 18 川口 尚紀(アルビレックス新潟ユース) MF 7 熊谷 アンドリュー(横浜F・マリノス) 10 大島 僚太(川崎フロンターレ) 16 松本 昌也(JFAアカデミー福島) 19 小野瀬 康介(横浜FC) FW 9 久保 裕也(京都サンガF.C.) 13 矢島 慎也(浦和レッズ) リザーブメンバー GK 12 杉本 大地(京都サンガF.C.) 23 池村 彰太(神奈川大学) DF 2 松原 健(大分トリニータ) 4 奈良 竜樹(コンサドーレ札幌) 15 植田 直通(熊本県立大津高校)
強豪ひしめくグループCで勝ち点4を獲得し初の決勝トーナメント進出を決める FIFAフットサルワールドカップ タイ2012 グループC最終戦 FIFA フットサルワールドカップ タイ2012 グループC 2012年11月7日 17:00(日本時間19:00)キックオフ タイ・バンコク/フアマークインドアスタジアム フットサル日本代表 4-2 ( 1-1,3-1 ) フットサルリビア代表 得点経過 17'41" 1-0 日本 稲葉洸太郎 17'55" 1-1 リビア MOHAMED RAHOMA 24'53" 2-1 日本 星翔太 25'39" 3-1 日本 稲葉洸太郎 31'26" 4-1 日本 小曽戸允哉 37'43" 4-2 リビア MOHAMED RAHOMA 先発メンバー GK: 1 川原永光(名古屋オーシャンズ) FP: 3 北原亘(名古屋オーシャンズ) 5 村上哲哉(シ
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