弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしゆいぞう)。 代表的なものは、奈良・中宮寺の『菩薩半跏像』と京都・広隆寺の『宝冠弥勒像』です。 左)中宮寺 菩薩半跏像 右)広隆寺 宝冠弥勒像 腰掛けて左ももの上に右足をのせて(半跏)組み、右手の指先を軽く右頰にふれて思索する(思惟)する姿は美しく、見飽きることがありません。 金銅弥勒菩薩半跏像(重要文化財)野中寺 ふたつの国宝木像ほど有名ではありませんが、中の太子・野中寺には、金銅製の弥勒菩薩半跏思惟像(重要文化財)が伝えられています。 体調18.5センチの小型で、大正時代に野中寺の蔵で発見されたそうで、いつの時代か、どこかから持ち込まれた仏さまのようです。 小型の金銅製のせいか、お顔が大きく表情には『微笑』はみられませんが、飛鳥時代の百済様式をよく残したものです。 【毎月18日(9:30~)は金銅像を特別に拝観することができます】 金銅弥勒菩薩半