原発事故のあと、総理大臣官邸前などで続いた「脱原発」を訴えるデモ行進などの様子を記録したドキュメンタリー映画が完成し、2日、先行上映が行われました。 映画「首相官邸の前で」を監督として制作したのは、慶応大学教授で社会学者の小熊英二さんです。 小熊さんは、4年半前の東京電力・福島第一原発の事故のあと、かつてないほどの規模で広がったデモの様子を目の当たりにして歴史として記録する必要性を感じ、事故当時総理大臣だった菅直人氏や福島からの避難者、抗議活動の参加者などに、みずからインタビューを行ったほか、インターネットに投稿された自主撮影などの映像を提供してもらい、およそ一年かけて作品に仕上げました。 2日は東京渋谷の映画館で先行上映が行われました。 作品では、原発事故から1か月後の平成23年4月に東京の高円寺で行われた若者を中心にした音楽を使ったデモ行進から、次第にツイッターなどのSNSでの呼びかけ
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