【シリコンバレー=中藤玲】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は27日、米アップルが米新興オープンAIへの投資を取りやめたと報じた。理由は明らかになっていない。オープンAIは65億ドル(約9240億円)規模の資金調達交渉を来週中にも完了するとされている。オープンAIは1500億ドルの企業価値評価を前提とした増資を計画し、米ベンチャーキャピタル(VC)のほかアップルや米エヌビディアが投
慎重に「アメリカ・開発者向け」から展開 アップルに限らず、スマートフォンでは「AI活用」が注目されるようになっている。単純な性能アップでは差別化しづらくなり、AIで利便性を高めることが重要と判断されているからだ。 アップルが開発中の「Apple Intelligence」もその流れの中にある。 ただし、他社と違うのは、iPhoneだけでなくiPadやMacでも同じ機能が搭載されるということだ。 今回のテストは、「開発者向けの初期公開バージョン」であるiOS 18.1 Beta/iPadOS 18.1 Betaを利用し、「iPhone 15 Pro Max」と「iPad Pro(13インチモデル、M4搭載)」を使っている。今回のベータ版はアメリカ向けに英語で提供されているため、機器の設定は「地域がアメリカ」「システムとSiriの言語設定が英語」でないと動作しない。 さらに、一旦ウィッシュリス
AIに対する遅れについて、投資家からのプレッシャーも強まる中、アップルが出した答えは「Apple Intelligence」(アップル・インテリジェンス)だった。 アップルは6月10日(現地時間)、年次開発者イベント「WWDC24」を開催した。今回もオンライン配信の形式で基調講演や各種技術セッションが行われたが、一部の開発者と記者はアメリカ・カリフォルニア州クパティーノにある本社に招かれた。 株価に注目すると、6月に入ってAI銘柄筆頭とも言えるエヌビディアが、アップルの時価総額を追い越した。それだけに、最大の焦点は「アップルがAI競争において、どのような答えを出すか?」だった。 アップルインテリジェンスとは? アップルでソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのクレイグ・フェデリギは、アップル・イテリジェンスについて語るセッションで、次のように述べた。 「本当に役に立つイン
Appleは、2024年6月11日(火)に開催した年次開発者会議「WWDC24」の基調講演で、Apple製デバイスにChatGPTを活用した機能を追加することを発表しました。このChatGPT関連機能を追加するためにAppleとOpenAIが交わした契約について、Apple関連情報に詳しいマーク・ガーマン氏が報告しています。 Apple to ‘Pay’ OpenAI for ChatGPT Through Distribution, Not Cash - Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-06-12/apple-to-pay-openai-for-chatgpt-through-distribution-not-cash AppleはWWDC2024の基調講演でiPhoneやMacなどのApple製デバイスで動作
iPhone、iPad、Macなどのアップル製品に知性を与え、使う人の状況やニーズをより深く理解してアシストしてくれる新技術「Apple Intelligence」が発表された。アメリカではこの秋から最新基本ソフト(OS)に搭載され、日本などでは来年以降に搭載される。 アップルらしい設計思想 日本ではChatGPTとの連携ばかりが大きく報じられているが、実はこの連携は枝葉に過ぎない。「Apple Intelligence」で最も重要なポイントは、アップルが、AI統合型のOSとは本来どうあるべきかを一から考えデザインしたことだ。 AI統合型OSは、アップルより先にすでに数社から発表されている。よくIT業界はスピードが重要だと言われる。しかし、そんな中でアップルはつねに真逆のアプローチを取ってきた。急がば回れの真摯かつ丁寧なものづくりだ。 その結果、優れた使い勝手と信頼性が評価され、スマートフ
開発者イベントWWDC24で、Appleがうわさの独自AIシステム『Apple Intelligence』を発表しました。 Apple Intelligence は、iPhone / iPad / Macのデバイス内で動くローカル生成AIモデルを基本に、負荷に応じてApple Siliconで作られた「プライベートクラウド」も利用するハイブリッドな生成AI処理の基盤。 デバイス内の様々な情報をもとに、ユーザーにあわせて意図や文脈を理解したパーソナルな処理ができること、OS統合によりアプリをまたいで利用でき、直接OS機能を操作できること、ローカル処理とセキュアなクラウドによる高いプライバシー保護が特徴です。Appleの呼び方では「パーソナルインテリジェンスシステム」。 ■ テキスト生成や校正・画像生成・文脈理解などAI機能を使いやすく具体的な機能としては、メール等の文例を生成したり、校正で間
Appleの人工知能「Apple Intelligence」が使える機種はこちら #WWDC242024.06.11 04:1655,372 小暮ひさのり 僕のiPhone、Macでも使えるの?が気になるよね! 今秋リリースされるiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaで利用できるようになる、AppleのAI(=Apple Intelligence)。 さまざまな生成機能が追加される予定でワックワクですが、すべてのiPhone、すべてのiPad、すべてのMacではありません。ここMAX注意ね。 WWDC 24の基調講演での発表によると、Apple Intelligenceが利用できる条件はハードウェアに搭載されているチップで判断されて、対応デバイスは、以下のようになっています。 Image: Apple・iPhone:A17 Pro(iPhone 15 Pro/iPho
空前のAIブームの中にあって、その開発の現場で「一人勝ち」とも言うべき圧倒的なシェアを誇っているNvidia(エヌビディア)のGPU向け開発環境「CUDA」。IntelやAppleといったライバルたちを尻目に、いかにしてCUDAはトップに登り詰めたのでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界的エンジニアとして知られる中島聡さんが、CUDA誕生の経緯から業界の「事実上の標準」となるまでを詳しく解説。さらにMicrosoftが5月20日に発表した「Copilot+PC」に関して、中島さんが注目したポイントを記しています。 ※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:NvidiaのCUDAが今の地位を築いた経緯 プロフィール:中島聡(なかじま・さとし) ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシ
AppleはOpenAIとパートナーシップを結んだと伝えられていて、2024年6月10日から開催されるイベント「WWDC 2024」でチャットAIを統合した「iOS 18」を発表するものと期待されています。新たに、AppleはAI機能をオプトイン(同意して初めて利用できるもの)とし、さらに2つの消費者向けロボットプロジェクトに大規模言語モデル(LLM)を統合する計画も浮上していると報じられました。 Why Is Apple (AAPL) Teaming Up With OpenAI? Both Companies Need Each Other - Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-06-05/why-is-apple-aapl-teaming-up-with-openai-both-companies-need-
Katherine Tangalakis-Lippert [原文] (翻訳:大場真由子、編集:井上俊彦) Apr. 15, 2024, 07:30 AM テックニュース 10,807 アップルの新しいAIシステム、ReaLM(Reference Resolution As Language Modeling)は、画面上の画像や会話のコンテキストを理解することができる。 SOPA Images via Getty Images アップルの研究者らは、画面上のコンテンツからそのコンテキストを「見て」理解する新しいAIシステムを開発した。 このReALM(Reference Resolution As Language Modeling)と呼ばれるシステムは、AIとより自然な対話を可能にするものだ。 ReaLMを開発した研究者らによると、このシステムは、コンテキストの理解において、OpenAIの
Appleの自動運転車開発プロジェクト「Project Titan」終了の陰で、Apple Watch開発の中心人物であるテクノロジー担当副社長、ケビン・リンチ氏の興味深い担当変更があった、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じています。 Appleの自動車開発撤退の裏で興味深い異動 Appleが自動運転車の開発を断念し、大規模な人員整理に踏み切ったというニュースが話題となりましたが、その陰で重要人物の興味深い人事異動があった、とBloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレターPower Onで伝えています。 その人物とは、ケビン・リンチ氏です。 製品計画段階からApple Watch開発を率いてきたリンチ氏はこれまで、最高執行責任者(COO)であるジェフ・ウィリアムズ氏のもと、Apple Watchのソフトウェア部門責任者をつとめています。 リンチ氏は現在、Google
2月末、アメリカの経済誌や通信社が一斉にアップルが電気自動車(EV)の開発計画を中止したと報じた。 2014年に始まったと言われるアップルによる自動運転のEV開発計画、Project Titan。アップルはその計画を一度も公式に認めなかったが、テスラやフォルクスワーゲンの重役を引き抜いていたり、最大で5000人近いスタッフが関わったり、同社周辺で頻繁にトヨタ自動車のレクサスを改造した自動運転車両が目撃され、公然の事実となっていた。 同社は今後、その分の研究開発費を生成AIの研究開発に充てるといわれている。計画を進める上で獲得した技術や特許は、今後、さまざまな形で他の製品に転用されるものと期待したい。 「Vision Pro」の存在感 EV開発撤退のニュースを受けて、アップルの先行きを不安視する動きも出ているが、同社は今後、何を事業の柱にしていくのだろうか。 「生成AI」が重要な要素であるこ
米アップルは、アルファベット傘下グーグルの生成AI(人工知能)サービス「ジェミニ( Gemini)」の「iPhone(アイフォーン)」への搭載に向け交渉しており、AI業界を揺るがす大型合意につながる可能性がある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、両社はアイフォーンのソフトウエアに今年搭載する新たな機能を強化するため、グーグルの生成AIモデル、ジェミニの使用許可(ライセンス)をアップルに与える交渉を活発に行っている。 関係者によれば、アップルは対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」を開発した米オープンAIとも最近話し合いを持ち、同社のモデルの使用も検討しているという。 アップルとグーグルとの合意が実現すれば、両社の検索エンジンでのパートナーシップがさらに強化される。グーグルは同社の検索エンジンをアイフォーンや他のデバイス
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