リチウムイオン電池は、現代社会でスマートフォンや電気自動車などに広く使用される一方で、破裂や火災につながる危険性が指摘されています。2024年1月9日にMicrosoftとパシフィック・ノースウエスト国立研究所(PNNL)は共同で、既存のリチウムイオン電池よりも破裂しにくい可能性のある新たな固体電解質を用いたバッテリー材料を発見したことを発表しました。今回の発見には、Microsoftの量子コンピューティングサービス「Azure Quantum Elements」が用いられました。 Discoveries in weeks, not years: How AI and high-performance computing are speeding up scientific discovery - Source https://news.microsoft.com/source/featu
人間の幹細胞を基に作られた脳オルガノイド(ミニ脳)を電子チップに接続した「ブレイノウェア」と呼ばれるセットアップを構築して、簡単な計算タスクを実行することに成功したことが、インディアナ大学ブルーミントン校のエンジニアであるフェン・グオ氏らの研究チームによって報告されました。 Brain organoid reservoir computing for artificial intelligence | Nature Electronics https://www.nature.com/articles/s41928-023-01069-w Scientists Built a Functional Computer With Human Brain Tissue : ScienceAlert https://www.sciencealert.com/scientists-built-a-f
機能的磁気共鳴画像(fMRI)という手法で脳をスキャンしAIに解析させることで、人の思考を正確に読み取ることができたとの論文が発表されました。この技術により、病気やけがで話したり体を動かしたりすることができない人のコミュニケーションを支援する技術が大きく前進すると期待されています。 Semantic reconstruction of continuous language from non-invasive brain recordings | bioRxiv https://doi.org/10.1101/2022.09.29.509744 Researchers Report Decoding Thoughts from fMRI Data | The Scientist Magazine® https://www.the-scientist.com/news-opinion/res
Samsungとハーバード大学の研究者らが2021年9月23日に、脳神経の構造を3次元的にマッピングして半導体上で再現する技術を発表しました。これにより、機械学習や半導体技術、神経科学の分野が大きく発展すると見込まれています。 Neuromorphic electronics based on copying and pasting the brain | Nature Electronics https://www.nature.com/articles/s41928-021-00646-1 Samsung Electronics Puts Forward a Vision To ‘Copy and Paste’ the Brain on Neuromorphic Chips – Samsung Global Newsroom https://news.samsung.com/globa
「巨大な有人ロボット」はSF映画やアニメに登場しますが、現実でも真剣に開発されたことがあります。アメリカ空軍特殊兵器センターが1960年代に開発した有人ロボット「ビートル」について、海外ブログのOrangebeanが解説しています。 When America Had an Atomic Mecha Warrior Robot | OrangeBean Indiana https://orangebeanindiana.com/2021/04/09/once-upon-a-time-america-had-an-atomic-mecha-warrior-robot/ 1950年代、原子力は「夢のエネルギー」として期待されていました。当時旧ソビエト連邦と冷戦状態にあったアメリカは、はるか遠くのモスクワに核爆弾を投下するための核爆撃機を構想しており、その推進力には原子力を想定していました。 しか
オランダの投資会社であるProsusが、コンピューターやプログラミングに関するナレッジコミュニティサイトを運営するStack Overflowを約18億ドル(約2000億円)で買収する最終契約を締結したことを発表しました。この取引は規制当局の承認などを経た上で、2021年第3四半期(7月~9月)に完了する見込みです。 Prosus to acquire Stack Overflow for US$1.8 billion https://www.prosus.com/news/prosus-to-acquire-stack-overflow-for-us18-billion/ Prosus’s Acquisition of Stack Overflow: Our Exciting Next Chapter - Stack Overflow Blog https://stackoverflow
テスラやSpaceXのCEOであるイーロン・マスク氏は、2017年に人間の脳をAIに接続することを目指すスタートアップ「Neuralink」を立ち上げました。Neuralinkはこれまでに人の脳とAIをつなぐ埋め込みチップ「Link」を発表していますが、マスクCEOは新たに、「Clubhouse」というアプリの中で、脳にチップを埋め込んだサルがビデオゲームを「思考」でプレイすることに成功したと話したとのことです。 Elon Musk: Neuralink wires up monkey to play video games using mind https://www.cnbc.com/2021/02/01/elon-musk-neuralink-wires-up-monkey-to-play-video-games-using-mind.html Elon Musk claims a
人工知能を研究する非営利組織のOpenAIが開発したAIによる文章生成ツール「GPT-2」は高精度の文章が自動生成できるため、開発陣が「あまりにも危険過ぎる」と危惧して論文公開を延期する事態に発展しました。このGPT-2のトレーニングに使用されるアーキテクチャを直接適用し、自動で画像を生成する技術が開発されています。 Image GPT https://openai.com/blog/image-gpt/ ある領域で学習させたモデルを、ほかの領域に転用する技術を転移学習(トランスファーラーニング)と呼びますが、GPT-2はこの転移学習モデルによって大きな成功を得ました。人間が関わらない教師なし学習は、GPT-2の他にも、Googleの「BERT」やFacebookの「RoBERTa」などで、目覚ましい進歩を遂げています。一方、自然言語の分野では転移学習モデルの成功は目覚ましいものの、これま
レジで支払いをせずそのまま店から出られるコンビニ「Amazon Go」を2017年にオープンさせたAmazonが、新たに、Amazon Goで使われているレジなし決済技術を「Just Walk Out」として小売店に提供していくと発表しました。 justwalkout.com/ https://justwalkout.com/ Amazon offers no-checkout technology to other retailers | Ars Technica https://arstechnica.com/information-technology/2020/03/amazon-offers-no-checkout-technology-to-other-retailers/ Amazonが提供を予定している「Just Walk Out」は、レジでの商品確認や決済をなくすというシ
アメリカ・カリフォルニア州のスタートアップKiverdiが、空気中にある二酸化炭素などから生成されるタンパク質「Air Protein」を発表しました。 AIR PROTEIN https://www.airprotein.com/ Air Protein just created 'meat' made from air - CNET https://www.cnet.com/news/air-protein-launches-air-based-meat/ The vegan revolution: why the latest 'meat' is made entirely from thin air | Food | The Guardian https://www.theguardian.com/food/shortcuts/2019/nov/13/the-vegan-revol
by SpaceX 宇宙ベンチャー企業のSpaceXが通信衛星を利用したギガビット級のインターネット網構築に向けて、4000基以上の人工衛星打ち上げを計画していることが明らかになりました。SpaceXは2015年に通信衛星を利用して地球上だけではなく火星でも通信できるようなインターネット環境構築を考えていることを表明していました。 INTERNATIONAL BUREAU FCC SELECTED APPLICATION LISTING BY FILE NUMBER REPORT WR07 - Thu Nov 17 21:50:29 US/Eastern 2016 SpaceX plans worldwide satellite Internet with low latency, gigabit speed | Ars Technica http://arstechnica.com/in
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