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bookと小説に関するyuki_2021のブックマーク (22)

  • 津原泰水『バレエ・メカニック』 幻想と技巧の傑作都市SF - もう本でも読むしかない

    幻覚に襲われる東京と、眠り続ける少女 バレエ・メカニック (ハヤカワ文庫JA) 作者:津原 泰水 早川書房 Amazon 今回は、私にとってのベストSF小説のひとつを紹介したい。津原泰水の『バレエ・メカニック』だ。とはいうものの、実はこの小説を紹介する自信があまりない。大好きな小説ではあるのだけれど、そこに何が書いてあるのか、これがどのような物語なのか、うまく説明できる気がしないのだ。 でも、優れた小説、すごい作品というのは、えてしてそういうものかもしれない。ここはひとまず腹をくくって、できる限りその魅力を伝えてみたいと思う。 津原泰水は、1964年に生まれ、2022年に急逝してしまった作家だ。1989年から1996年までは「津原やすみ」名義で少女小説を発表し、1997年より筆名を変更してSFや幻想小説、ミステリなど多彩な作品を書き続けた。 今回紹介する『バレエ・メカニック』は2009年に

    津原泰水『バレエ・メカニック』 幻想と技巧の傑作都市SF - もう本でも読むしかない
  • 『俺ではない炎上』浅倉秋成 Twitter炎上の怖さと「責任を取る」ということ - ネコショカ(猫の書架)

    浅倉秋成の2022年最新作が登場 2022年刊行作品。書下ろし。2021年に『六人の嘘つきな大学生』が大ヒット。ブレイクを果たした感のある浅倉秋成の第七作である。 表紙はスマートフォンの画面を模したデザインとなっている。しかもその表面のガラスがヒビ割れている。画像だけだとわかりにくいが、実際に触ってみるとこのヒビの部分が盛り上がった立体的なデザインで、かなり凝った仕掛けと言える。 ちなみに表紙カバーを外してみるとこんな感じ。作中で登場するTwitterの投稿を模したテキストが配置されている。 表紙カバーを取ったところ 双葉社の公式サイトはこちら 浅倉秋成のインタビュー記事もあったのでリンクしておく。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★★(最大★5つ) 冤罪モノ。読み始めたら止まらない、手に汗握る逃亡劇を読んでみたい方。Twitterでの炎上について、SNSの使い方について

    『俺ではない炎上』浅倉秋成 Twitter炎上の怖さと「責任を取る」ということ - ネコショカ(猫の書架)
  • 『じんかん』今村翔吾 新たな松永久秀像を提示した一作 - ネコショカ(猫の書架)

    今村翔吾の躍進が凄い! 2020年刊行作品。「羽州ぼろ鳶組」「くらまし屋稼業」の両人気シリーズで知られる今村翔吾(いまむらしょうご)だが、ここ1~2年の躍進が目覚ましい。 2018年の『童の神』が直木賞候補作に、先日ご紹介した『八目の槍』は吉川英治文学新人賞、野村胡堂文学賞を受賞。そして稿でご紹介する『じんかん』も、今年の直木署候補に選ばれている。 作は2020年に講談社の文芸誌「小説現代」4月号に掲載されていた作品を、加筆修正の上で単行化したものである。 ちなみに単行の表紙に登場しているのは、抽象画の巨匠ジャクソン・ポロックの「Number 33」である。これは意外な取り合わせ。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★★(最大★5つ) 松永久秀の生涯に興味のある方。新しい視点で描かれた松永久秀像に触れてみたい方。あまり描かれない三好家をメインとした歴史小説を読んで

    『じんかん』今村翔吾 新たな松永久秀像を提示した一作 - ネコショカ(猫の書架)
  • 超動く家にて - 社会学的ラブソング・改

    今週のお題「最近読んでるもの」 小説とか怪談とか。 メンタル的な体力(?)があんまり無いので、実話怪談集やSF・ミステリーの短編集が大変有難い。 「超動く家にて」(宮内悠介/創元SF文庫)読んだ。 超動く家にて (創元SF文庫) 作者:宮内 悠介東京創元社Amazon祝・「トランジスタ技術の圧縮」ドラマ化、という事で。 「世にも奇妙な物語」って、そういう話もやるんだ・・・柴田さんの「走馬灯のセトリは考えておいて」もやるらしいし。 「トランジスタ技術の圧縮」ってどういう話かというと、「トランジスタ技術」を圧縮する話である。 しかも競技化してる。 圧縮するだけで、其処までドラマチックに動いていくのか、と。 「超動く家にて」は確かに超動く家だし、「文学部のこと」は文学部の話だし、「犬かか?」は犬かか議論する話である。 ・・・確かにそうなんだけど、ちょっと違う。 超動く家も文学部も、言葉をじゃ

    超動く家にて - 社会学的ラブソング・改
  • 「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編

    オラフ・ステープルドン「最後にして最初の人類」は現代の人類から数えて第18番目の人類の進化を描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドかアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類の歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットとキャラクターは極めて希薄で、現代の作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。 「スターメイカー」はそれをさらに発展させたもので、時間と空間を越えて精神が銀河を飛び回り、エキセントリックなエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河の歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙を創造した存在の意図を探求する旅をする。光速の限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流はテレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、

    「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編
  • 村上春樹、6年ぶりの最新長編『街とその不確かな壁』特設サイト | 新潮社

    コロナ・ウィルスが日で猛威を振るい始めた二〇二〇年の三月初めに、この作品を書き始め、三年近くかけて完成させた。その間ほとんど外出することもなく、長期旅行をすることもなく、そのかなり異様な、緊張を強いられる環境下で、日々この小説をこつこつと書き続けていた。まるで〈夢読み〉が図書館で〈古い夢〉を読むみたいに。そのような状況は何かを意味するかもしれないし、何も意味しないかもしれない。しかしたぶん何かは意味しているはずだ。そのことを肌身で実感している。 村 上 春 樹

    村上春樹、6年ぶりの最新長編『街とその不確かな壁』特設サイト | 新潮社
  • 人工知能学者とSF作家がタッグを組んで、AIの能力が向上し人間の仕事がなくなった未来の社会を想像する──『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』 - 基本読書

    AI 2041 人工知能が変える20年後の未来 (文春e-book) 作者:カイフー・リー(李開復),チェン・チウファン(陳楸帆)文藝春秋Amazonこの『AI 2041』は、人工知能学者の李開復(元Google中国の社長)が2041年における未来予測と解説を担当し、『荒潮』などの著作のあるSF作家陳楸帆が未来に生き生きとしたストーリー的肉付けを与え短篇に仕立て上げる形で合作されたノンフィクション✗SFな一冊である。「AIが当たり前のように生活を支配している」未来社会を、実感を持って描き出すために物語(短篇)をつかっていく構成になる。 一般的にいって、そうした具体的な情報を伝えるための意図を持った物語(小説でも漫画でも)は教科書的になって物語としてのおもしろさは犠牲になることが多いのだが、作の凄いところは一つひとつの短篇が陳楸帆の作品としておもしろく読めるところにある。書の短篇部分だけ

    人工知能学者とSF作家がタッグを組んで、AIの能力が向上し人間の仕事がなくなった未来の社会を想像する──『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』 - 基本読書
  • 【読書感想】『背中の蜘蛛』サイバー犯罪がテーマの警察ドラマ - りとブログ

    ぼくらみたいな日々ネットを使って情報収集したり、なんなら個人で情報発信までしちゃうような人ならだれでもハマりそうな物語の小説を読みましたので今日はその感想を書こうと思います。 誉田哲也さん著の『背中の蜘蛛』です。 以下、あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけくださいね。 背中の蜘蛛 作者:誉田哲也 双葉社 Amazon 物語は、池袋で起きたとある殺傷事件から始まります。 池袋署刑事課長の「宮」さんは昔気質な底をすり減らして捜査にあたる刑事さんです。 すぐに解決するかと思われた事件でしたが、思ったように情報が集まらず捜査が難航します。 そんなおり「あること」がきっかけで一気に事件が解決します。 宮さんはほっと胸を撫で下ろす一方で、触れてはいけない何かに触れたような気がしてならないのでした。 池袋の殺傷事件から半年後、警視庁の「植木」さんは、ずっと追っていた麻薬の売人が爆殺さ

    【読書感想】『背中の蜘蛛』サイバー犯罪がテーマの警察ドラマ - りとブログ
    yuki_2021
    yuki_2021 2022/01/10
    興味深い。読んでみます。
  • 【読書感想】同志少女よ、敵を撃て ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬早川書房Amazon Kindle版もあります。 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬早川書房Amazon 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは? これはす

    【読書感想】同志少女よ、敵を撃て ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『チェイサー91』安全保障でございます - ウサオジのブログ

    最近ずっと読みまくっていた小説シリーズをこの前遂に読み終えましたので、その第一作目について今日は書いていきますよ。 夏見正隆さんの『チェイサー91』でございます。 チェイサー91 (祥伝社文庫) 作者:夏見 正隆 祥伝社 Amazon さてあらすじといたしましては、日政府の原発ゼロ宣言を受けて国連事務総長が日の高速増殖炉「もんじゅ」に眠るプルトニウムの国連管理を提唱し、それが常任理事会で承認されちゃったもんだから、そっからはもうやんややんやとすったもんだでプルトニウムを巡るどえらい陰謀の真っただ中に日が頭から突っ込んでいくことになる小説でございます。 そんでもって、偶然にもその陰謀に巻き込まれた航空自衛隊員の元戦闘機パイロットで現役整備員の女の子「舞島茜」と、同じく空自隊員のその妹「舞島ひかる」が姉妹で巨悪に立ち向かうという、凄まじく凄まじい物語なのですよ。 訓練中に行方不明になった

    『チェイサー91』安全保障でございます - ウサオジのブログ
  • 深刻なパンデミックに対抗するため組織内で奮闘した個人の姿を描き出す、『マネー・ボール』の著者最新作──『最悪の予感: パンデミックとの戦い』 - 基本読書

    最悪の予感 パンデミックとの戦い 作者:マイケル ルイス早川書房Amazonこの『最悪の予感』は、統計データを用いることで、従来誰もやってこなかった手法で選手を採用し、戦術を組み立てていった野球チームについて書かれた『マネー・ボール』などで知られるマイケル・ルイスの最新作である。ノンフィクション界きってのストーリーテラーである著者の作品、それも今まさに進行中のパンデミックを扱った作品ということで、期待しながら読み始めたがやはりこれはおもしろかった。 巧みなストーリーテリング能力は健在で、米国におけるパンデミックの進行とその対抗を、個人の視点をつなぎ合わせて鮮やかに浮かび上がらせている。とはいえ、米国におけるCOVID‑19との戦いの実績は世界的にみても最悪である。 graphics.reuters.com 現時点で3400万人を超える感染者数に、60万人を超える死者。ピーク時には全米で一日

    深刻なパンデミックに対抗するため組織内で奮闘した個人の姿を描き出す、『マネー・ボール』の著者最新作──『最悪の予感: パンデミックとの戦い』 - 基本読書
  • イスラエルのSFを集めた、恐ろしく質の高い傑作アンソロジー──『シオンズ・フィクション』 - 基本読書

    シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選 (竹書房文庫) 発売日: 2020/09/30メディア: 文庫この『シオンズ・フィクション』は、イスラエルSFの傑作16篇を集めたアンソロジーである。訳者の一人である山岸真さんがの雑誌などで凄い凄いと書いていたので期待していたのだけれども、読み始めてみれば、たしかに恐ろしく質が高い作品が揃っている。それも、イスラエルの文化歴史を反映させた、あまり味わったことのない発想や表現が出てくるので、4篇ほど読んだところでイスラエルにこんなスゲーSFの書き手が存在していたとは……と幽遊白書の魔界トーナメントの気分を味わった。 しかし、それも不思議なことではないのかもしれない。編者二人による巻末に置かれた「イスラエルSF歴史」は、『イスラエルという国家は、質的にサイエンス・フィクション(SF)の国とみなしてもかまわない──地球上でただひとつ、一冊では

    イスラエルのSFを集めた、恐ろしく質の高い傑作アンソロジー──『シオンズ・フィクション』 - 基本読書
    yuki_2021
    yuki_2021 2020/10/08
    へぇ面白そうだな。三体Ⅱも読み終わったし、読んでみるかな。
  • 【読書感想】『タイタン』いい仕事してますか? - りとブログ

    またしても面白い小説を読んでしまったのでご報告させていただきます。 野崎まどさん著の『タイタン』です。 タイタン 作者:野崎まど 発売日: 2020/04/21 メディア: Kindle版 以下、あらすじ紹介程度のネタバレありで書きますので、よかったらお付き合いください。 AIによって世の中から「仕事」がなくなってしまった未来のお話です 物語は、主人公である内匠成果(ないしょうせいか)さんが学会のような場所で研究を発表しているシーンから始まります。 と言っても、彼女は学者ではありません。 この物語は現代から100年以上未来の世界で、スーパーAI「タイタン」の発達によって人間は一切の仕事をしなくてもよくなってしまっているのです。 そんな世界で内匠さんは「趣味」で心理学の研究をし、研究の成果をネット上に発信し、世界中の同じ趣味を持った人たちから意見をもらっているのです。 彼女のもとに「ナレイン

    【読書感想】『タイタン』いい仕事してますか? - りとブログ
    yuki_2021
    yuki_2021 2020/08/04
    これも面白そうッスね。
  • 刺さる鈍器『フラナリー・オコナー全短篇』

    ひとつひとつ読むたびに、重いもので殴られる感覚なので、感情が丈夫でないと辛い。それでいて、胸の奥まで抉り込まれた痛みが、一生刺さったままになる。O.ヘンリーの驚きと、ミヒャエル・ハネケの悪意の、幸福な結婚を味わえる。 最高に嫌になれる「善人はなかなかいない」は、人生で3回読んだが、3回とも感情が違う。わずか20ページと少しなのに、一生刺さったままになるだろう。 「善人はなかなかいない」は、おばあちゃん、息子とと子の家族が、自動車旅行に出かけた先で、大変な目に遭う話だ。 初読の感情 最初に読んだときは、驚いた。これで終わりにできるのか、と唖然とした。なにかの間違いであってほしいと願った。だが、どんなに目を凝らしても間違いはなく、運命は無慈悲だ。 2回で変わる 次に読んだときは、おばあちゃんに注目した。イエスキリストを信じ、自分を善なる存在だと疑わない。独善的という言葉がぴったりだが、そう言

    刺さる鈍器『フラナリー・オコナー全短篇』
  • タイトルが秀逸な小説といえば : BIPブログ

    1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/19(金) 20:56:21.38 ID:mawTUCZZ0

    タイトルが秀逸な小説といえば : BIPブログ
  • ハリポタ作者、偽名で犯罪小説=無名の新人装う―英紙 (時事通信) - Yahoo!ニュース

    【ロンドン時事】世界的ベストセラーの児童文学「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリングさんが偽名で犯罪小説を出版していたことが分かった。14日付の英紙サンデー・タイムズが報じた。 この小説は元軍人の私立探偵を主人公とした「The Cuckoo’s Calling」。ロバート・ガルブレイスという新人作家の作品として4月に出版され、批評家の間で好評を得ていた。同紙は、なぜ無名の新人がこれほどしっかりしたデビュー作を書けたのかという疑問から調査していたという。 ローリングさんは同紙に「もう少し秘密にしておきたかった。ロバート・ガルブレイスであることはとても自由になれる経験だったから」とコメントしている。 ローリングさんは2012年9月、初の大人向け小説として「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」(邦題)を出版している。

  • 結末がバッドエンドの小説教えてください | 生活・身近な話題 | 発言小町

    恋愛もの以外、結末がバッドエンドの小説でオススメ小説教えてください。 恋愛がサブではいってるものはよめます。 東野さん、宮部みゆきさんなどメジャーな推理やミステリーの作家さんのものは網羅してます。 ファンタジーはひぐらしやフェイトゼロ。ニトロプラスさんなどのゲームノベルを除外していただけると、 助かります。 哀しくて切ない、どうしようもない すくいようのない話だととびつきます。 よろしくお願いします。

    結末がバッドエンドの小説教えてください | 生活・身近な話題 | 発言小町
    yuki_2021
    yuki_2021 2013/07/12
    海と毒薬
  • 文庫解説って誰がどうやって書いてるの? 書評家・杉江松恋が教えます - エキサイトニュース

    というわけで呼び出されてきました、杉江松恋です。文庫解説たくさん書いてます。 解説者がみんな同じ書き方をしているわけじゃないでしょうけど、私の例でよければお話しますよ。商売のお内証を明かすようだけど、ま、いいよね。 0)依頼を受ける 当たり前だけど、ここから始まります。編集者からメールか電話がかかってきて依頼されます。逆に自分から編集者に「××さんの解説を書きたいからオレ予約ね!」なんて言っても聞いてもらえることはまれです。 たまたま今週、幻冬舎文庫から私が解説を書いたが2冊出ます。1冊の吉来駿作『赤い糸』は、新人賞を獲ってデビューしたときに対談で採り上げたのを編集者が覚えてくれていたようです。もう1冊の永嶋恵美『明日の話はしない』は、単行が出たとき帯に推薦文を書きました。そのご縁で依頼があったみたいです。ちょうどいいので、この2冊を例に引いていきましょう。 1)を読む これも当たり

    文庫解説って誰がどうやって書いてるの? 書評家・杉江松恋が教えます - エキサイトニュース
    yuki_2021
    yuki_2021 2011/10/13
    解説で面白いと思った作家の本を買ってみると、割とハズレ無し
  • VIPPERな俺 : 面白すぎてやべぇぇってなる小説

    yuki_2021
    yuki_2021 2010/10/28
    この流れだと村上龍「半島を出よ」など如何でしょう?
  • 毎日が日直。「働く大人」の文学ガイド:日経ビジネスオンライン

    このコラムについて この連載は、「働く大人」の読者の疲れを癒し、リフレッシュして勤労意欲を高めるのに向いた文学作品のガイド、では断じてない。そうではなく、こちらが文学の世界に単身潜入して、大人の読者に向けてレポートするものである。ここで取り上げるのは、働くということにまつわる、個別の奇妙さ、ヘンテコさ、そこから立ち上がってくる疑問をうじうじと、ひとつひとつ拾っていく、そんな文学や漫画。私たちが毎日そんなことをしていれば、仕事が立ち行かなくなるから、代りに文学がそれをやってくれている。腸内細菌のようなものだが、腸内細菌と違って、なにかの役に立つという保証がないのが文学だったり漫画だったりするのである。そういうものを紹介する連載だ。だから、仕事中にこっそり読んでほしい。 記事一覧 記事一覧 2010年12月1日 100(最終回). お客さまが神さまな国って退屈、と思う3つのケース。 「みんなに

    毎日が日直。「働く大人」の文学ガイド:日経ビジネスオンライン