ダンピング症候群とは?胃がん手術で胃全摘後に起こる後遺症の原因ダンピング症候群とは、食事によって起こる血糖値スパイクのことです。 本来なら、食べ物はまず「胃」という貯蔵庫に送り込まれますよね。胃は、約3~5時間かけて食べ物を消化ながら、少しずつ腸に送る役割を務めています。 さらに、小腸でも約5~8時間ほど消化する過程を経て、最終的に食べ物が外に排泄されるまでには約40時間を費やすと言われているのです。 ところが、胃がんになって手術で胃を全摘した結果、貯蔵庫として重要な役割りを果たしていた胃は、体から喪失することになります。 ダンピング症候群は、胃全摘によって徐々に食物を送り出す機能を失ったことが原因で起こるのです。すなわち、胃を喪失したことで、摂取した食べ物は一気に小腸へ流れ込みます。すると、急速な高血糖状態が起こり、その後インスリンが大量に分泌。この結果、短時間の間に血糖値が乱高下(血糖
