我が国で進行する少子高齢化は今後ますます都市部への人口移動をもたらすと言われています。 読者のなかには進学や就職を機に東京などの都市部へ移住し、ひとり暮らしをされている方も少なくないでしょう。上京したてのころは地元を想って頻繁に帰省していた方も多いでしょうが、次第に都会の生活に慣れ、地元から心が離れていくケースは少なくないと言います。それが10年以上も経てばなおさらでしょう。 今回は、地方出身・10年以上東京に住んでいる人に伺った「上京して10年以上経った人ならではの『あるある』」をご紹介します。 1:親戚にそこまで会わないので家族や親戚とのしがらみがどうでもよくなる 地方と都市を二項対立的に捉えた場合、地方は保守的、都市は革新的、という図式が導入されることは少なくありません。地方の保守性の根拠として、地縁や血縁に紐付けられた強固な人間関係のネットワークと相互監視があげられます。 こうした