大学生の就職活動における「3月広報解禁、6月選考開始」スケジュールは3年目となった。だが実際は、早期化と短縮化が進んでいる。就活生は短期間のうちに自己分析、業界・企業研究、エントリーシート作成などに取り組まなければならない。 【写真】「1~2年生で企業を見る目を養い、3年時に個別企業での長期インターンシップが理想」 ここ数年、3年の夏休み以降にインターンシップを実施する企業が急増しているが、「1day」型が多く、内容は会社説明会とあまり変わらない。 ■企業研究不足で早期離職者はむしろ高水準 学生は自分自身のキャリア形成や企業内容などについて、認識が不十分なまま就活を進めるので、入社してからミスマッチに悩む。そして早期に退職するケースが多い。厚生労働省の調査では、2016年3月卒の大卒者の1年後離職率はなお高く、11.3%にも達する。 こうした状況を打破するには、3年生になってから就職を意識