日経新聞社会面の長期連載コラム「サラリーマン」は、このところ成果主義の近況(?)を取り上げていましたが、今日は読者投稿の紹介にあてられていました。さすがに成果主義も普及しはじめてから10年以上が経過し、だいぶ議論が整理されてきた感があります。 京都市に本社を置く外食チェーンに勤める男性(44)は、「成果主義に『安定』という年功型の良さを取り入れる企業が現れていることに強く共感を覚えた」という。 … さらに「賃金制度に社員の生活を保証するという考え方が薄れてきている」と、一部でみられる成果主義の行き過ぎを疑問視。「入社して家族を持てば、生活の安定は一大関心事。安定した年功型と組み合わせて行き過ぎを抑えることが、社員の士気向上にもつながる」と強調している。 (平成18年3月13日付日本経済新聞朝刊から、以下同じ) これは大切なポイント。やはり安心、安定というのも大事な「労働条件」なのでしょう。