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ブックマーク / roumuya.hatenablog.com (178)

  • 成果主義と同じ轍 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    読書タグのエントリしか書かないままにすでに2月に突入してしまいました。あれやこれやでなかなか落ち着かない状況ではあるのですが(言い訳)、昨日、リクルートのオンライン講演会で海老原嗣生さんの「「間違いだらけのジョブ型雇用 ~かつての「成果主義」「コンピテンシー」と同じ轍を踏まないために~」という講演を聴講しました。相変わらずの熱く鋭いお話でしたのでご紹介のうえコメントしたいと思います。 端的に言えば演題のとおりのお話で、まず第一は「間違いだらけのジョブ型雇用」、つまり今一部の日企業が「ジョブ型」と称して実施しようとしていることは欧米の一般的なジョブ型とはまったく異なるもので「間違いだらけ」だ、という話です。特に間違っているのが、「ジョブ型」はジョブディスクリプションをその中心にしようとしているところ、欧米ではホワイトカラー、特に上級職のそれはタスクを具体詳細に書くことができなくなり、かなり

    成果主義と同じ轍 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2021/02/11
    「海老原嗣生さんの「「間違いだらけのジョブ型雇用 ~かつての「成果主義」「コンピテンシー」と同じ轍を踏まないために~」という講演を聴講しました。」
  • 「ジョブ型」でなにができるか・なにができないか - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    もう一月近く前の話になりますが、11月10日に開催された「中央大学ビジネススクールワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト」成果報告会に参加してまいりました。例年同様に非常に充実した内容で有意義だったのですが、今回は特に思いがけずきわめて貴重な知見をいくつか得ることができました。 そのひとつが富士通の人事の方から同社の人事制度改革についてのお話を聞けたことで、資料が以下で公開されているのでぜひご覧いただければと思います。話の中心はテレワークとオフィス改革であってジョブ型がメインではなかったのですが、これまで同社や日立製作所さんのいわゆる「ジョブ型」人事制度についてはその背景やコンセプトはたびたび報じられてきましたが、その具体的な内容についてはほとんど情報がなかったので、今回のこの報告はたいへん貴重なものだったわけです。 そこで富士通さんの報告資料をもとに、いわゆる「ジョブ型」

    「ジョブ型」でなにができるか・なにができないか - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2021/02/11
    「今回は特に思いがけずきわめて貴重な知見をいくつか得ることができました。  そのひとつが富士通の人事の方から同社の人事制度改革についてのお話を聞けたこと」
  • 濱口桂一郎『新型コロナウイルスと労働政策の未来』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    われらがhamachan先生こと濱口桂一郎先生から、最新著『新型コロナウイルスと労働政策の未来』をご恵投いただきました。ありがとうございます。 新型コロナウイルスと労働政策の未来 作者:濱口桂一郎発売日: 2020/12/01メディア: 単行 東京労働大学特別講座における同名の講演を書籍化したものということで、新型コロナ禍において次々と打たれた多岐にわたる雇用政策の数々が、その背景や経緯をふまえて整理されていて、全体像をつかみつつ細部を確認できる一冊となっています。巻末(というかこちらのほうがボリュームが大きい)には関連するさまざまな資料類が幅広く収載されています。巷間ではコロナ禍によってさまざまな社会問題・課題が顕在化したとされており、それへの対処はいずれ「労働政策の未来」につながっていくのでしょうか。当分は混乱もありそうですが、政労使による適切な対応が期待されるところです。

    濱口桂一郎『新型コロナウイルスと労働政策の未来』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
  • この記事がひどい。 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    なにかというと月曜日の日経朝刊に掲載されていた「ダイバーシティ進化論」です。書き手は先日同じ欄で高卒不要論を開陳された出口治明立命館AP大学長で、お題は「テレワークで360度評価に 個人の能力分かりやすく」となっております。 テレワークが広がると、一人ひとりの能力はわかりやすくなる。例えば資料を作ってほしいと上司が部下に依頼する。できあがったら資料が送られてくる。それを共有すれば部下の出来不出来は誰にでも分かる。 かつての典型的な大企業では部長が課長に「資料が欲しいから手分けして作ってくれ」と丸投げする。そうすると優秀な部下数人が手分けして仕上げて課長に渡す。部長は誰が何をやったか分からない。 成果評価は難しいという人もいるが、みんなが見れば妥当な評価に落ち着くだろう。テレワークでは360度評価が可能になり、上司の好みを消すことができる点も大きい。もちろん、業務によって比較が難しい場合もあ

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  • それが本当の終身雇用 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    このところ新型コロナ対策で在宅勤務続きだったのですが、先週木曜日に久々に出社したので広報で『日経ビジネス』先週号の「働かないおじさん特集」をコピーして週末に読んでみました。権利関係で問題ありかもしれませんがまあいいよね。実は電子版にもアップされていたのですが有料記事なのでスルーしていたのでした(笑)。地元の図書館がクローズしているのが痛い。 さて内容は私の務先の話なども取り上げられていて(笑)いささかコメントしにくいところもあり、最後の中西経団連会長のインタビューをご紹介して感想など書きたいと思います。4ページの記事なのですが写真とタイトルを除くと実質2ページというところでしょうか。でまあ最初に昨年の闘病の話があり(寛解されたようでご同慶です)、最後のほうはコロナ、米中関係、原発の話になっていますので人事管理の話は実質1ページくらいですね。 でまあ相変わらず日立の人事制度の具体的な話がな

    それが本当の終身雇用 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2020/04/14
    「勤労者財形、特に住宅ローンなども長期的な雇用と収入の安定を前提にしてきており、「人生設計を見直せ」というのであればこうした社会のしくみもあわせて見直す必要があるはず」
  • 城繁幸氏の就職氷河期論 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    一昨日久々に長めのエントリを書いたところ読者の方からネタ提供をいただいたので書きたいと思います。いや城繁幸氏なんですが、就職氷河期世代についての総括(就職氷河期世代とはなんだったのか)がウェブに掲載されているとのことでしたので読んでみました。以下若干のコメントを。 まず前段の「就職氷河期世代はなぜ生まれたのか」から「就職氷河期世代はなぜ固定されたのか」までについては、概ね業界のコンセンサスになっている事項が要領よくまとめられていて案外まともです。 ただまあ合格点かというとやや微妙な点もあり、なにかというと城氏の常としてご自身の論旨に好都合な誇張が目立つのですね。たとえば「日企業はただ新卒採用を抑制することで雇用調整を実施し続けました」と書かれていますが、もちろん企業は「ただ新卒採用を抑制」していただけではなく、他にも早期退職や希望退職、あるいは(これは城氏ご自身が直前に言及しているのです

    城繁幸氏の就職氷河期論 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2019/05/04
    「ということで特定世代云々とか言いながら結局は中高年が痛い目にあうのを見たいという本音がいまだに透けて見えるように感じるのは私の心がヨコシマだからかしら」
  • ワークス研究所JPSEDシンポジウム2018「「社会人の学び」を解析する」 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    ワークス研究所の中村天江さんにお招きいただきましたので標記イベントに参加してまいりました。ワークス研究所が一昨年にスタートさせた大規模パネル調査「全国就労実態パネル調査(JPSED)」の結果にもとづくシンポジウムで、今年のテーマは社会人の「学び」です。 最初に同所の大久保幸夫所長からシンポジウムの趣旨とJPSEDの特徴について説明があり、その後、同所の萩原牧子、孫亜文、坂貴志の各氏から今回調査の分析結果が報告されました。当日配布された資料は同所のウェブサイトにも掲載されています。 http://www.works-i.com/pdf/180807_jpsedmanabi.pdf まず自己学習(自分の意志による仕事に関わる知識や技術の向上のための取り組み)の実情について、昨年1年間に自己学習を行った人は33.1%(正社員36.9%、非正社員27.0%)という低率にとどまるという実態が紹介さ

    ワークス研究所JPSEDシンポジウム2018「「社会人の学び」を解析する」 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2018/08/10
    「「学ばないことに理由はない」「時間ができても学ばない」「学びは賃金を上げる」などなど非常に興味深い知見が多く…そこで提示される処方箋はというと…まあ当たり前だよねえという話ばかり」
  • 伝説のオルグ - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    先週金曜日なのでちょうど一週間前になりますが、日キャリアデザイン学会の研究会でゼンセン同盟の伝説のオルグ二宮誠氏のお話を聞く機会に恵まれました。まずは組織化の経験談がとにかく面白く、これだけでも一晩聞きたいくらいの話でしたが、それを踏まえた現在の労働運動に対する問題提起も非常に印象に残るものでした。 中でも大きな話としてたぶん二点あり、ひとつは労組、とりわけ単組の運動の視程が企業か、せいぜい業界くらいに狭まっていて内向きになりすぎている、という指摘です。単組の運動方針をみると最初は決まって「私たちをとりまく環境」といったもので始まるわけですが、多くの場合にそれが企業の経営状況や業績の話だったり、広くても業界動向くらいにとどまっていて、日経済や世界経済、ましてや社会や世界平和といった視野がない。つまり、労働運動に何ができるのか、何を変えられるのかという可能性をものすごく小さくとらえてしま

    伝説のオルグ - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
  • 10年程度の休職の制度化と30代の中途採用の実施で足りる - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    一昨日、昨日と40歳定年制に関する日経ビジネスオンラインの記事を取り上げましたが、思わず昨日の日経朝刊に関連する内容の記事がありましたので備忘的に。 いったん退職して、その間に培ったスキルや経験をいかして再び同じ会社で活躍する人が目立っている。起業のために退職したものの事業がうまくいかずに再入社した例もある。だが、そうした苦労で得たものが一度働いたことのある会社でこそ役に立つとの声も聞こえる。会社側にも一度退職しても優秀な人材を積極的に呼び戻そうという動きが広がっている。 「同じ会社で働くだけでは経験できない世界を見られたのがよかった」。情報共有ソフト大手のサイボウズで開発担当を務める嶋敦さん(43)はこう語る。嶋さんは2000年に入社し、ソフト開発などを担当したが、起業を決意して06年に退職。だが、事業は軌道に乗らず、11年10月にサイボウズに再入社した。 …同社は退職した社員の再入社制

    10年程度の休職の制度化と30代の中途採用の実施で足りる - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2012/11/12
    「なにも40歳定年制にしなくても、10年程度の休職の制度化と30代の中途採用の実施で足りるんですよ。」
  • 城繁幸氏 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    ということなのですがいきなりお休みに入るというのもなんですので(いや昨日まで休んでいたわけで)、ひとつ書きます。というのも読者の方から城繁幸氏の次のエントリに対するツッコミをご要望いただいたわけです。 http://jyoshige.livedoor.biz/archives/5018564.html 経団連がいよいよ定期昇給制度自体の見直しを提言するそうだ。 報告書案は定昇の具体的な見直し案として (1)仕事・役割に応じて等級を設け、賃金水準の上限と下限を決める (2)暫定措置を講じながら個々人を再格付けする (3)仕事・役割が変わらない限り、上限で昇給が止まる―― という仕組みを提示。来春の労使交渉で「中長期的な課題として、見直しの議論を始めることも考えられる」とした。 要するに、いつも言っているような職務給のことである。 元々は長く勤めれば勤めるほど給料の上がる仕組みを導入して人材流

    城繁幸氏 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2012/01/05
    「「後者の廃止と、役割給への一本化」というのはなんでしょう。城氏にとっては資格給と役割給とは同じものだということでしょうか。お粗末と申し上げざるを得ません。
  • 労働政策研究会議(続) - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    きのうの続きで、労働政策研究会議の感想を書いていきたいと思います。個別報告セッションの3番めは、同志社大学社会学部助教の森山智彦先生による「職歴・ライフコースが貧困リスクに及ぼす影響」でした。 これは2005年と1995年のSSM調査を用いて、学歴、初職、現職に、男性は転職・失業経験、女性は配偶者の階層を加えて、貧困リスクとの関係を階層的重回帰分析で検証したというものです。 結果としては、男性については現職が大企業のホワイトカラーやブルーカラー、中小企業のホワイトカラーといった良好な仕事である場合に貧困リスクが低く、非正規や無職である場合に貧困リスクが高いこと、学歴や初職も関係するが、それは現職を規定することを通じてであること、転職や失業を一度でも経験すると貧困リスクが持続的に高まるなどといったものです。女性については、結婚していることや親と同居していること、学歴が高いことなどが貧困リスク

    労働政策研究会議(続) - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2011/06/28
    「男性正社員については学校教育に始まる長期的なキャリア形成の中でOff-JTが有効であるという成功モデルが描けたものの、女性については正規・非正規ともにOff-JTのキャリア上の意義が見出せないという結論となっていま
  • 高年齢者雇用研究会報告書案 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    先日「たたき台」をご紹介した(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110511、http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110512、http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110513)厚労省の高年齢者雇用研究会報告ですが、フルテキストの報告書案が厚労省のサイトに掲載されていました。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001eu2c-att/2r9852000001eu3t.pdf まあ基的には「たたき台」に肉付けした内容なのですが、たたき台にはなかった内容も加えられていて、そのひとつが前回(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20110512)「書いてないけれど重要なこと」として言及した若年雇用への影響に関する記載です。該当部分を転載し

    高年齢者雇用研究会報告書案 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2011/06/10
    「高年齢者に対しては希望すれば全員がいま働いている企業で働けるようにするけど、若年は選ばなければ仕事はあるんだから文句をいわずにある仕事で働けというのはあまりに不公平」
  • 八代尚宏先生の整理解雇論・正社員論 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    航空の整理解雇が現実味をおびてきたということで、日経新聞は経済教室で「整理解雇の論点」を特集しました。日の神林龍先生の論考も興味深いのですが、まずは昨日の八代尚宏先生の論考をご紹介したいと思います。お題は「金銭補償ルール明確化を」、「「労働者間対立」が問題 規制強化では雇用守れず」という見出しがついており、ポイントとしては「判例は金銭補償を整理解雇の要件とせず」「厳しい解雇規制は環境変化に対応できない」「適切な整理解雇ルールは多様な働き方促す」の3点があげられています。 前半部分では、もっぱら解雇の金銭解決が取り上げられます。 11月15日、日航空が整理解雇の実施を発表した。不況期に企業が行う整理解雇については「利益を追求する企業」と「雇用を守る労働組合」との労使間の利害対立という認識が一般的である。… しかし、企業の存続を最重視する点では、経営者と企業内組合との利害は、基的に一

    八代尚宏先生の整理解雇論・正社員論 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/12/06
    「余計なお世話ながら少し解説すると、基本的に八代先生が批判しているのは「終身雇用や年功賃金…を規制強化で守」るという発想です。」
  • 日本キャリアデザイン学会第7回研究大会・総会のお知らせ - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    標題のイベントが下記のとおり開催されます。ふるってご参加ください。 ※テーマ 【 キャリア・ルネサンス −逆境からの挑戦− 】 ※日 時 平成22年10月23日(土)・24日(日) ※場 所 神戸学院大学ポートアイランドキャンパス(主宰校) 〒650-8586 神戸市中央区港島1-1-3 Tel.078-974-1551(代表) ※主 催 日キャリアデザイン学会 ※共 催 読売新聞東京社 ※後 援 文部科学省 経済産業省 厚生労働省 関西生産性部 ・基調講演 読売新聞東京社 記者 大津和夫氏 『ジャーナリストが現場で見たキャリアデザイン支援の現状と課題』 ・シンポジウム 『逆境からの挑戦! −今、キャリア形成を支える力とは−』 ※氏名 あいうえお順 パネリスト  伊藤正史 氏 (厚生労働省 職業能力開発局キャリア形成支援室長) 榎 剛 氏 (文部科学省 高等教育局企画官(兼)高等

    日本キャリアデザイン学会第7回研究大会・総会のお知らせ - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/10/08
    「基調講演 読売新聞東京本社 記者 大津和夫氏 『ジャーナリストが現場で見たキャリアデザイン支援の現状と課題』 」
  • 長妻氏降格 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    実は私も長前厚労相の就任時にはけっこう期待していて、ブログにも書きました(http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20090914#p1)が、まあ激しく期待はずれだったと申し上げざるを得ません。とりわけ期待していた社会保障の見直しについてはまったく進展していないに近いわけですし。ホント、高齢者医療制度とか、どうするんだろう。一応検討はされているらしいのですが…。 実際、このブログでも、上の検索窓に「長」と入れて検索してみると、例の遅刻事件以降、ほとんどがネガティブな取り上げ方ばかりでした。いや政策もさることながら組織の長たるものとしての人事管理のお粗末さがねぇ…。「脱官僚・政治主導」の是非はともかく、やり方というものはあるわけであって、基的に構成員のモチベーションを下げるようなことをやるのであれば、それを補うべくモチベーションを上げるような方策も講じなければならな

    長妻氏降格 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/09/21
    「いや政策もさることながら組織の長たるものとしての人事管理のお粗末さがねぇ…。「脱官僚・政治主導」の是非はともかく、やり方というものはあるわけであって」
  • 就職超氷河期は終わらない? - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    新しいネタをやらなければと書いた割にはきのうのエントリのフォローなんですが(笑)、面白いネタを発見したのでご紹介したいと思います。いや例の藤沢数希氏のブログで、例によってネタなんですが。 http://agora-web.jp/archives/1089447.html 9月になってもまだ就職先が決まらない大学生の数が、卒業予定者数の3割を超え今年は過去最高になるようである。…しかし日の大企業が採用数を減らしているかというとそうではない。今や日の大企業は海外で外国人を積極的に採用しているのだ。筆者はこの傾向は今後も変わらないと考えているし、また日の企業が積極的に海外採用することはすばらしいことだとも思っている。…日企業はいちはやくグローバル化し、熾烈なアジア市場のなかでの競争を勝ち残っていかなければいけないのだが、それには優秀な若いアジア人を雇い彼らの力を最大限に活用していかなけれ

    就職超氷河期は終わらない? - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/09/21
    「読んでみての第一感としてはあなたがた若い人の就職が決まらないのがそんなにうれしいんですかという印象を受けるわけですが、そうでもないのでしょうかねぇ、そうでもないのでしょう。」
  • 週刊ダイヤモンド「解雇解禁」(5) - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    きのうのエントリを書いた際に「アゴラ」のほうも見てみたのですが、こちらでは池田先生ではなく、いつぞやの藤沢数希氏が取り上げておられました。どうやら藤沢氏のエントリは基的にネタのようで、ネタにつられるのもなんだかなあという感もこれありですが、しかしせっかく面白いネタを上げてくれているのですからご紹介しようかと。 http://agora-web.jp/archives/1081433.html ちなみに池田先生と同様、エントリの内容は解雇規制そのものを論じているだけで記事への言及はほとんどなく、たぶん藤沢氏も記事自体は読まずに書かれているものと思われます。 週刊ダイヤモンドの解雇解禁特集が方々で話題になっている。…筆者は公務員も含めての日解雇規制の自由化が日経済を再び成長軌道に乗せるための一丁目一番地だと考えている。結婚相手の職業人気1位が公務員、学生の就職先人気1位が公務員、そして

    週刊ダイヤモンド「解雇解禁」(5) - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/09/06
    「「問題」をおおいに誇張しておいて、したがって大胆な対策が必要だと断じるのはデマゴーグの常套手段と申せましょう。まあネタだから当然なんでしょうが。」
  • 森田慎一郎『社会人と学生のキャリア形成における専門性』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    武蔵野大学の森田慎一郎先生から、『社会人と学生のキャリア形成における専門性−今日的課題の心理学的検討』をご恵投いただきました。ありがとうございます。 社会人と学生のキャリア形成における専門性 (武蔵野大学シリーズ) 作者: 森田慎一郎出版社/メーカー: 武蔵野大学出版会発売日: 2010/01/30メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (1件) を見るこのブログでもずっと書いていますが、私はキャリア(特に新卒就職)においてあまりに「専門性」を強調することには懐疑的です。とはいえ、分野や段階によっては専門性が相当の意義を持つ局面もあるだろうとも思っていますので、そのあたりをこので勉強してみたいと思います。

    森田慎一郎『社会人と学生のキャリア形成における専門性』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/07/09
    「私はキャリア(特に新卒就職)においてあまりに「専門性」を強調することには懐疑的です。とはいえ、分野や段階によっては専門性が相当の意義を持つ局面もあるだろうとも思っています」
  • 2010-06-24

    厚生労働省が昨年末から開催している「ナショナルミニマム研究会」が中間報告を発表しました。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/06/dl/s0623-12a.pdf テーマがテーマだけに、社会福祉や社会保障の専門家が多く、社民色の強いメンバーになっている(委員名簿はこちらhttp://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/12/dl/s1211-11a.pdf)のは致し方のないところでしょうが、反貧困ネットワークの湯浅氏と雨宮氏が加わっているのをみると政権交代したのだなあと実感します。ちなみに労働分野は橘木先生で、やはり財政の専門家は必要だろうということで貝塚先生が加わっているのは厚労省のバランス感覚か、財務省から押し込まれたのか…(邪推)。 さて、私は福祉のことはほとんど知りませんので内容にコメントする能力も乏しいのですが、つまみい的に感

    2010-06-24
  • 態度が悪いからクビ! - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    一部事業が仕分けられてしまった(独)労働政策研究・研修機構(JILPT)が実施した「個別労働関係紛争処理事案の内容分析―雇用終了、いじめ・嫌がらせ、労働条件引下げ及び三者間労務提供関係―」という調査結果がJILPTのウェブサイトに掲載されています。事業仕分けどおりだとこういう研究成果の普及は廃止されてしまうんですよね。やめてくれえ*1。 さてこの調査ですが、全国の47都道府県労働局のうち4局において2008年度に取り扱ったあっせん1,144件の個別の記録を分析したというJILPTならでは(ではないかと思うのですが)のもので、「4局については明らかにできないが、全国的なバランスと都道府県規模等を考慮して選定したもの」で、「同時期における全国のあっせん申請受理件数8,457 件の約13.5%に相当する」とのことです。1,000件を超える記録すべての全体を通読したうえで分類、分析を行ったというま

    態度が悪いからクビ! - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2010/06/24
    「解雇規制の厳しさをやたらに主張する論者というのも多いのですが、しかし現場の実態の何という軽さ。それとは別に、仮に解雇に値するような態度だったとしても手続きというものがありますよという問題」