ブラックニッカといえば、ヒゲのおじさんを思い浮かべる人も多いのでは。「ブレンドの王様(キング・オブ・ブレンダーズ)」と呼ばれた英国人「W・P・ローリー」がモデルと言われている ウイスキー市場が低迷を続ける中で、ニッカウヰスキーの「竹鶴」などが注目を浴びているのをご存じだろうか。 「そんなの知ってるよ。NHKの朝の連続ドラマ『マッサン』効果で、売り上げが伸びているんでしょう? どこかのメディアが報じていたよ」と思われるかもしれない。「マッサン」はニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝と妻リタの生涯を描いたストーリーで、百貨店やスーパーなどでは「ドラマを見て『竹鶴』を買いに来た」と指名買いする人の姿も見られるという。 確かに、よく売れている。「竹鶴」の2014年の販売目標をみると、前年比15.3%増の12万8000箱(1箱:8.4リットル換算)としていたが、ドラマの注目度が高まるにつれて売り上げは