タグ

2018年6月10日のブックマーク (1件)

  • 『万引き家族』は、なぜカンヌ最高賞を受賞したのか? 誇り高い“内部告発”を見逃してはならない

    東京の片隅で万引きをする父と幼い息子。彼らは1人の少女を救い出し、家族に迎え入れる。是枝裕和監督が日の現状を世界にまざまざと見せつけて、21年ぶりに日にパルムドールをもたらした『万引き家族』が描いているのは、日という国が“見て見ぬ振り”をしてきたことのすべてであろう。 パルムドールを受賞した是枝裕和監督 この映画が注目を集めたことで、どうやらネット上の一部では「日の恥を世界に晒している」などという揶揄があがったらしいが、そのような恥さらしな発言に目を向けるのは時間の無駄だ。工事現場で日雇いで働く父、クリーニング店で働く母、JK見学店でアルバイトをする母の妹、月6万円ほどの年金を受給する祖母。そしてどこか様々な感覚が麻痺してしまったかのようでありながら、時に無邪気な表情を見せる少年と、当の両親からネグレクトされた少女。 2004年に同じくカンヌを沸かせた是枝作品『誰も知らない』では

    『万引き家族』は、なぜカンヌ最高賞を受賞したのか? 誇り高い“内部告発”を見逃してはならない
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2018/06/10
    「映画は時に、世界中に向けてそれぞれの国が抱える現実を発信する役割を果たす。そしてそれが、世界中が注目する映画祭で最高賞を獲ればなおさら、世界にその実情が知れ渡るということだ。」