日本IBMは5月13日、同社製品・サービスに対するオープンクラウドの積極的展開に向けた記者説明会を開催した。同社は今後、クラウドサービス「IBM SmarterCloud」において、「OpenStack」や「OASIS TOSCA」といったオープンスタンダードを推進し、IaaS/PaaSでのクラウド間の相互運用性を高めていく狙いだ。 現在、日本IBMも含め、Amazon Web Services(AWS)、Google、Microsoft、Salesforce.comなど、多くのベンダからIaaSやPaaSのサービスが提供されている。しかし、これらベンダ間で相互運用性は完全には確保されているわけではない。PaaSなど、より上位のレイヤをクラウド移行する際にはベンダ環境に依存することが考えられ、ロックインの心配などが付きまとうため、クラウド間の相互運用性や移植性に対してユーザー企業の期待が高
ThinkPad X30の内蔵HDDをSSDに交換してみた。ThinkPad X30は、内蔵HDDトレイをネジ1本外すだけで引き出せる。今回交換したのは、トランセンドの2.5inch IDE-SSD「TS32GSSD25-M」で、32GBのMLCタイプのSSDだ。SLCに比べ、低価格だが遅いと言われていたMLCタイプだが、新ファームにより高速化され、1万円を切る低価格で人気が高くなっている。 内蔵HDDトレイにTS32GSSD25-Mを固定し、元通り装着すれば32GBのHDDとして認識された。 高速なSSDなので、インストールも高速だ。フォーマットも早く終わる。 以下のコネコネットには、同製品の格安リストが掲載されているので参考にしてほしい。 今回、インストール自体を高速化するために、WindowsXPをUSB外付けDVDドライブからクリーン・インストールした。途中、DLLが読み込めなく現
2010/01/15 日本IBMがクラウドへの取り組みの本気度をアピールした。同社は1月14日、クラウド戦略を報道関係者に説明。このなかでクラウド事業部の新設をはじめとする機構改革と人員への投資計画を明らかにした。 日本企業はほかの国に比べ、クラウド・コンピューティングへの関心が高いと日本IBMでは分析する。世界のCIOを対象としたIBMの調査(2009年1~4月に実施)で、「競争力強化のために、どのような分野での取り組みを検討されていますか?」との問いに、「クラウド・コンピューティング/SaaS」を選択した回答者の割合は、世界平均の33%に対し、日本では50%に上ったという。 日本IBM 執行役員の吉崎敏文氏は、それでも2009年の前半は勉強モードの顧客がほとんどだったと話した。それが「9、10月くらいからお客様の取り組みが変わってきた」という。 「日本IBMはクラウドに本気で取り組む」
1月14日、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は2010年のクラウドコンピューティングの取り組みを説明する記者発表会を開催。新設された「クラウドコンピューティング事業」組織のほか、新製品やサービス、マーケティング施策、人材配置や教育面まで幅広い内容が紹介された。 2010年の日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、クラウドに一大攻勢をかける。今まで個別にクラウド対応してきた体制から、社長直属のクラウド統括組織「クラウドコンピューティング事業」を設立し、クラウド最高技術責任者(CTO)を任命。実働部隊を“Team Cloud”と命名して300名のスタッフを選抜する。さらに技術理事29名によるコミュニティも組織し、知識共有も図る。社長直属のクラウド統括組織設立は、日本IBMがワールドワイドに先駆けて作った。 同部門はまた、ワールドワイドのIBMクラウド・ラボ10個所、クラウドデータセ
米IBMによるSun Microsystemsの買収交渉が決裂したとの報道を受け、一部からは、MicrosoftがSun買収に乗り出すべきだとの声も挙がっている。だがその考えは間違っている。 SunはMicrosoftにとってトラブル以外の何物にもならないだろう。わたしには、Sun買収に名乗りを上げる可能性を真剣に検討しているMicrosoft幹部がいるとすら思えない。そのような買収交渉に成功の見込みはないと考える理由は以下のとおりだ。 1. Sunの創業者で現会長であるスコット・マクニーリー氏は、決してMicrosoftに身売りなどしないだろう。たとえ、どんな価格を提示されようともだ。Microsoftに対する同氏の敵意は半端ではない。MicrosoftにJavaを与える? マクニーリー氏はMicrosoftをJavaに近付けさせまいと戦った男だ。Microsoftのこととなると、同氏は
90年代にIBM、Microsoft、Apple各社が巨額の開発費を投じて作っていた「戦略的OS」がすべて失敗してしまったことを皆さんはご存知だろうか? IBMが作っていたのはOS/2。元々はMicrosoftとの共同開発だったが、途中で仲違いをしてしまい、最後はIBMだけが細々とサポートしていたことすら覚えていない人が多いとは思うが、Windows95の成功であっというまに市場から消えてしまったのがOS/2。具体的な数値は公開されていないので分からないが、両社が数百人体制で数年間開発していたので、少なく見積もっても日本円で数百億円は投じられたことは間違いない。 Cairoの方は私自身が初期のころにいたこともあるし、最終的には「Chicago(Windows95のプロジェクト名) vs. Cairo」の戦いの最前線にいた私としては知りすぎている点も多いのだが、一つだけ確かなのは、プロジェク
久しぶりにNich Carrのエントリーを紹介したい。"Another little IBM deal"というエントリーでIBMとAmazonの提携について考察しており中々面白い。ポイントをかいつまんで書くと、 IBM DB2、Informix Dynamic Server、WebSphere Portal、Lotus Web Content ManagementのようなソフトをIBMはAmazonのEC2を通してUtility Computing形式で提供することにした 既にこれらのソフトウェアライセンスの保持しているユーザもEC2を利用することができる 案件としてはそれ程大きなものではないが、これはPCのOS開発をマイクロソフトに委託して、PC時代の覇権を取り損ねたのと同様に、AmazonのCloud Computing時代の覇権確立の試金石となるのではないか という感じ。 これは視点
米IBMは2月21日、データセンターを3Dの仮想世界内に再現し、データフローやサーバ利用率などを監視・管理する新技術「IBM 3-D Data Center」を発表した。世界各地に分散したデータセンターを仮想世界で一元化し、環境や作業状態を見ながら各データセンターにリソースや作業を振り分けることが可能だという。 新技術はオープンソースの仮想世界サーバプラットフォーム「OpenSim Application Platform for 3D Virtual Worlds」をベースとする。IBM 3-D Data Centerでは、実際のデータセンターの監視や管理だけでなく、さまざまなシナリオを想定したモックアップによるシミュレーションも行うことができる。 既にスイスの建築および不動産会社Impleniaがこの技術を採用している。同社には以前から仮想オペレーションセンターがあったが、主に施設管理
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く