韓国の作家金甲洙氏のコラムより 「荒波の太平洋」を予告する国連対朝制裁案通過 朝鮮の「挑発」なのか、強大国の「蛮行」なのか 今日朝(07時)に国連の対朝鮮制裁案が通過した。米中露英仏の5大強国は事前合意を見せ、これにいかなる国も異議を提示しなかった。マスコミ達は今回の対朝制裁案が予想よりも緩和されたとして、特に無理がないように事態を楽観している。だが実際の内容をうかがってみると以前の制裁案とは大きく違う。 今回の制裁案には朝鮮との合作事業全面禁止、朝鮮の繊維製品輸出禁止、朝鮮人海外労働者派遣禁止、朝鮮の船舶強制検索、朝鮮労働党など団体の核心人士の旅行及び資産凍結、天然ガス対朝輸出禁止などが入っている。だがこれら全てを合わせたものよりもっと深刻な事案として石油類、すなわち「精油製品と原油を55%以上削減供給」するというのがあり、これは対朝制裁としては未曾有の事だ。 石油類エネルギー供給を半分