以前書いた"コンテナストレージの基礎理解"の改変版です。
![OpenShiftストレージの基礎 / OpenShift Storage Fundamentals](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bb06bce4aea76f4ab17a943f584da19cddf8b161/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffiles.speakerdeck.com%2Fpresentations%2Fa95b50a739294227aeb85894eec586f3%2Fslide_0.jpg%3F17732360)
Red HatでOpenShiftのサポートエンジニアをしているDaein(デイン)です。 OpenShift 4.5(Kubernetes 1.18)からstartupProbeがBeta機能としてデフォルトで利用できるようになりましたのでどのような機能であるか確認していきます。 関連リリースノートは以下のリンクです。 github.com Probesとは これまでlivenessProbeとreadinessProbeは、安定的なサービスが提供できるようにコンテナの起動状態を定期的にチェックし、正しく起動できなくなったコンテナを再起動させたり、外部からのアクセスを遮断させたりする機能を提供していました。 詳しい内容や詳細は次のリンク先をご参照ください。 docs.openshift.com kubernetes.io 今回は新しく追加されたstartupProbeという起動フェーズを
CodeReady Containers Red Hatの福岡オフィスでソリューションアーキテクトをしている田中司恩です。今回から数回に分けてCodeReady Containersに関する記事を書いていきます。 先日、Red Hat CodeReady Containers(Red Hat CRC)の兄弟ディストリビューションにあたる、CodeReady Containers for OKD(CRC for OKD)がリリースされました。これにより、同じCRCの名称を持つ2つの製品が存在することになりました。 CRCに関するまとまった情報があまりないため、本記事では現時点でのCRCに関する情報をまとめてご紹介いたします。 目次 About CodeReady Containers CodeReady Containersの種類 Red Hat CodeReady Containers(R
Red Hatの福岡オフィスでソリューションアーキテクトをしている田中司恩です。 今回はOpenShift 4.2で追加される「Proxy環境下でのインストール(Cluster-wide Proxy)」について説明していきます。*1 説明に使用する環境構成は前回記事と同様ですので、合わせてこちらもご参照ください。 rheb.hatenablog.com 本記事の章立てはこのようになります。 Proxy環境下でのインストール概要 インストール方法 インストール後の確認 対応する日本語ドキュメントは下記になります。 6.1.7.2. インストール時のクラスター全体のプロキシーの設定 Proxy環境下でのインストール概要 OpenShift 4.1では、インストールの時点から各ノードがインターネットへ接続できる必要がありました。 OpenShift 4.2からは新たにProxyのサポートが追加さ
Red HatでOpenShiftのサポートをしているid:nekopです。 Kubernetes/OpenShiftではEventログはデフォルト1時間から3時間といったTTL設定となっています。Podログをログ基盤へ集約する設定を行っていても、Eventログはetcd内に格納されているリソースであり、Podログではないので、別途対応しないとログ基盤への集約ができません。 良く利用されるものにEventrouterがありますが、これは一つのnamespaceのPodログとして全てのnamespaceのEventログを出力する、という簡易的なものであり、クラスタ管理権限がなかったりマルチテナント環境などの権限管理がしっかりしているクラスタでは利用できず、複数namespaceのEventログがひとまとめになってしまっているのでログの参照権限も問題となります。 そこで、namespace内で
こんにちは!Red Hatの石川と申します。 昨年よりOpenShiftのテクニカルサポートエンジニアとして働いております。 まだまだOpenShift勉強中の身ですが、日々の業務で気付いたことなどを少しずつ記事にしていけたらと考えております。 今回はService Accountの認証の仕組みがどのようになっているかについて触れてみたいと思います。 Service Accountって? Service Accountは通常のUserとは別に、Podや各種コンポーネントがAPI呼び出しを行うために設計されたKubernetesのオブジェクトです。JenkinsやTravis CIなどでアプリケーションを自動化する際にも利用されます。 Service AccountはUserと違い、特定のタスクを実行することを目的に作られていますので、特定のnamespaceに紐づいています。ただし、nam
Red Hatの年次イベントが、今年はオンラインで開催された。多くのトピックから、OpenShiftの最新情報を解説する。 Red Hatが毎年開催している年次イベント「Red Hat Summit」、コロナウイルスの影響でリアルイベントの開催が困難となっている今年は、オンラインイベントとして開催された。メディア向けのブリーフィングもオンライン会議の形式で行われた。 今回は、その中からOpenShiftに関する情報を解説したい。OpenShiftはRed Hatが手がけるコンテナプラットフォームで、Kubernetesの商用ディストリビューションとしては最も成功していると言えるだろう。2018年にIBMに買収されたRed Hatだが、CEOであったJim Whitehurst氏がIBMのPresidentとして昇格したことに伴い、ベテランのPaul Cormier氏が新CEOに任命されたこ
Red Hatの福岡オフィスでソリューションアーキテクトをしている田中司恩です。 この記事はOpenShift Advent Calendar 2019 - Qiita 9日目のエントリになります。*1 今回と次回、2回に分けてOCP4/UPIインストールにおけるWorkerノードの追加について説明します。 OCP4/UPIインストールについては下記記事を参照ください。 rheb.hatenablog.com 本記事の章立てはこのようになります。 UPIにおけるWorkerノード追加の概要 RHCOSノードの追加 Workerノードの手動削除 UPIにおけるWorkerノード追加の概要 UPIインストールではインストールコンフィグ(install-config.yaml)にWorkerノードの台数を0と記載してインストールを行います。 インストール時に起動したWorkerノードの台数が、初
kubernetesクラスタを運用する時、nodeにシステムのリソースを確保していますか? 私は全く気にしていませんでした、そしてちょっとした問題になりました。 そこでこのためのオプションkube-reservedとsystem-reservedをサクッと設定して平和に… でも余分に割り振ったらリソースもったいないし、少なすぎたらやる意味ないし、適切な値を… なんて考えてたら完全理解に時間がかかったのでざくざくまとめておきます。 参考ドキュメント https://kubernetes.io/docs/tasks/administer-cluster/reserve-compute-resources/ https://github.com/kubernetes/community/blob/master/contributors/design-proposals/node/node-all
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