スマートフォンの普及に伴って低価格のデジタルカメラの販売が世界的に落ち込むなか、精密機器メーカーの「オリンパス」は低価格のデジタルカメラから撤退し、比較的、高機能な製品に絞り込んで、赤字が続く映像事業の立て直しを目指すことになりました。 発表によりますと、オリンパスのことし3月まで1年間のデジタルカメラの販売台数はおよそ569万台と当初の計画を30%下回り、デジカメを含む「映像事業」は3年連続の赤字となりました。 これは、撮影機能がついたスマートフォンの普及に伴って、レンズの交換ができない「コンパクト型」と呼ばれる低価格のデジカメの販売が大幅に落ち込んだためです。 これを受けて、オリンパスはデジカメの製品構成を見直し、価格が150ドル、日本円でおよそ1万5000円以下の製品の開発や生産を今年度中に終了する方針を決めました。 これに伴って、今年度の販売目標は343万台と昨年度の実績よりおよそ