過日、琴奨菊関が日本出身力士としては、実に十年ぶりとなる優勝を果たした。 三十一歳にしての初優勝といい、昨年の入籍(と場所後の披露宴)と相まって、たいへんめでたいニュースとして伝えられた。 が、優勝会見での琴奨菊関と夫人である。これまでは報道陣に囲まれる機会もなく取材慣れもしていなかったからだろうが、記者の言いなりに夫人とのキスの写真を撮らせていた(夫人がほっぺにチューしてるやつ)。 〈カメラマン氏から夫人には「お祝いのキスを」なーんておねだりも。 はじめは“いやいや~”と苦笑いした大関も、 「ほっぺでいいんで……」と押され、ついに、照れる夫人が頬に、チュッ。 「もう一回お願いします!」 で、二回目の、チュッ(後略)〉(週刊新潮2月4日号より) 琴奨菊関は、次の春場所が綱取り(横綱になれるかどうかが試される場所)になる。初優勝はたいへんめでたいし大したものだが、横綱になろうかという