芝崎 ちょっと別な話になってしまうんですけども、 「生活のたのしみ展」の中には 「カワイイ」という要素もあるように思います。 いくら年を取っても カワイイものが好きっていうのを感じるんです。 日本独自の感覚かもしれませんが。 糸井 「カワイイ」ばんざい、です。ぼくは。 でもそれが国際語になることによって 「カワイイ」の枠組みが出てきちゃいそうですよね、 カワイイかそうじゃないかのジャッジが、 グローバル化することで 逆に不自由さが出てくるという、 非常に珍しいケースだと思うんです。 ぼくが「カワイイ」という言葉の凄みに目覚めたのは、 80年代の初めに『ビックリハウス』という月刊誌で 雑誌の中に間借りして雑誌をつくるみたいな感じで 「ヘンタイよいこ新聞」というコンテンツの 編集長をやっていたときのことです。 「カワイイとは何か?」っていうお題があって、読者から 「10円玉の10の下のところに
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