私がワシントンDCにある米連邦議事堂の裏玄関に到着したのは、1月6日の午後3時半過ぎのこと。 ジョー・バイデンが1月20日の新大統領就任式の時、演説をするために作られた議事堂の左右に急ごしらえされた座席は、トランプ信者で埋まっていた。裏門の周りには、ざっと1000人近い信者が詰めかけて身動きも取れないほどだった。 10分ほどかけて少しずつ歩を進め、裏門から5メートルのあたりまで何とかたどり着けた。
2017年4月、私は昼13時ごろの会社の会議室で死のうと思い立ち、ドアノブにPCとコンセントをつなぐケーブルを巻き付けていた。 私は2016年春に新入社員として大阪から東京の企業に就職して上京した。 大学では美術を学び、卒業後は作家として生計を立てたかったのだが、経済的な理由も相まって念願かなわず、泣く泣く就職した。 (就職難なこの時代に、泣く泣く就職する、といったような傲慢な表現をお詫びします) 『会社で一番多忙な部署』とやらに配属された私は、新卒として日々業務に励んでいた。今思えば、業務効率化を怠り右のエクセルに左のエクセルの数値をコピー&ペーストするような業務を朝から晩までやって「忙しい」とのたまっているような部署だったように思う。女は私一人だった。 元来負けず嫌いだった私は、「やるからにはバリバリに昇進してやる」という野心に満ち溢れていた。そのかいあってか否か、入社してわずか6か月
もう何年もそんな生活をしていたので、2020年の4月に緊急事態宣言が発令され、山や温泉はもちろん、外食にも出かけられない日々が続いたときには「いったい何を楽しみに毎日を過ごせば良いのだろう」と困り果てました。 そして、悩んだ末にぬか漬けを漬けることにしたのです。 外出自粛の影響で家飲みをするようになり、はじめは買ってきたお惣菜をつまみにしていたのですが、どうしても肉系のおかずに偏りがちになるし、だんだん飽きてきてしまいます。自宅で手軽に作れる野菜のおつまみはないものか……そんなときに思い出したのが、ぬか漬けでした。 以前から気になってはいたものの、始めるのも続けるのも大変な印象があってなかなか手を出せずにいたのですが、実際にやってみると思っていたよりもずっと簡単に始められたし、意外な食材がおいしいぬか漬けに変身するなどの発見もあって楽しかったのです。 ご飯のお供にもお茶請けにもなるぬか漬け
おざわ @miyayuki777 今もう展示の名前が思い出せないんだけど、5年くらいまえにせんだいメディアテークでやっていた特別展の展示が衝撃的で、仙台の土着の昔話?を展示しているようでどんどんそれが嘘っぽくなっていくという見せ方の展覧会で(続) 2021-01-10 23:39:17 おざわ @miyayuki777 鑑賞者はいかにも博物館のそれっぽい部屋に入っていって、部屋が新しくなるごとに嘘が増えていって、だんだんその異様さに気がつき、最後にはものすごい恐怖体験が待っているというものだったんだけど、フェイクをデザインするという意味であんな恐ろしい展示に出会ったことがなくすごく怖かったです。 2021-01-10 23:39:18
私は東京都の都心の外れ・八王子市というところにある、あまり大きくはない総合病院に勤務するいち内科医です。 さて、コロナ。流行ってますね。コロナ、私も対応してますよとても。しかし私の専門は一般内科であり、あと少し炎症や免疫などを専門にはしていますが、感染症...ましてやコロナの専門家では当然ながらありません。 というか、新型コロナの専門家はいないようなもんですよね。感染症医ですら、ほんとは普段はコロナなんかを診るわけではなく、ダニ媒介感染症が専門だったりするわけです。また現在呼吸器科医の多くがコロナの前線へかり出されていますが、本来は肺がんや間質性肺炎の専門家だったりします。救急医も同様に最前線にいる形になっていますが、本来は外傷や広域災害が専門だったりするわけです(まあ広域災害みたいなものですけど)。 だからというわけではないですが、1年前にまず感じた印象と今とで、新型コロナへの考え方も変
2020年1月に掲載された『年間250泊する私が選んだ「本当によかったホテル&旅館」(2019年1月~4月編)』の冒頭で「2020年は東京オリンピックイヤー。訪日外国人旅行者はますます増加している」と書いた。それから1年、東京オリンピックが延期され、訪日外国人旅行者は皆無に近い状況になるとは誰が想像しただろう。 確かに筆者はインバウンドが活況であった2017年頃より、インバウンドは“水物”であり、経済・環境問題をはじめコントロールできない要因で、一気に消失する可能性もあると警鐘を鳴らしてきたが、とはいえ“疫病”という事態は想定すらできなかった。 そもそも2019年版タイトルの「年間250泊する」という表現についても、2020年でいえばほど遠いものとなった。ちなみに2019年は270泊近かったが、2020年は特に3月下旬から7月初旬については、コロナ禍の現場取材的な宿泊を除いてはほぼ皆無。G
君が我が家にやってきてから5日経った。 「いまどんな気持ちですか?」と、オリンピック選手みたいに聞かれるのに「思ったよりも重たいですね。責任の重さを感じます」なんて答えるのにも慣れてきた。言いたいことは、もっと沢山あるけど、長々と語られても向こうも困るだろう。 いま君は、ミルクをたっぷり飲んで、おむつも替えられて気持ちよさそうに眠っている。次のミルクの時間までまだ時間もあるし、いまの気持ちを残しておきたい。 君が、母さんのお腹のなかにいることが分った頃、新型コロナウイルス(君が大きくなる頃には別の名前で呼ばれてるかもしれないけど)の感染拡大への対応で、世の中は大混乱していた。 ハンドソープやマスクなど必要なものも手に入りにくく、感染症予防対策のため病院は厳戒態勢になっていて、病院に行くのも大変だった。 父さんの会社でも、在宅勤務(君は驚くかもしれないけど、それまでは何の用事がなくとも会社に
コロナ禍の中、11日から丸善インテックアリーナ大阪で始まった全日本卓球選手権、通称「全日本」。そこに35歳にして初めて男子シングルスに出場する男がいる。奈良県代表の岩城禎(いわき・ただし)だ。 日本卓球協会に登録している男子選手は約22万人(2019年度)。そのうち都道府県予選を勝ち抜いて一般男子シングルスに出られるのは248人、わずか0.1%だ。協会に登録していない競技者はその数倍以上もいるため、実際の競争率はさらに厳しいものとなる。 卓球の低年齢化が進んだ現代では、全日本に出場する選手の多くは、遅くても小学生時代から卓球を始め、練習がないのは年に数日という生活を送り、高校や大学も卓球で入るという半分プロのような卓球エリートたちで占められる。ほとんどの卓球人にとって、全日本とは勝つどころか出ることさえ叶わない夢の舞台だ。 卓球エリートのみが出場を許される全日本卓球。この舞台に立てるのは卓
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