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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (171)

  • 月面レースで日米チームが提携、2016年に打ち上げ

    民間組織による月面無人探査レースに参加する日のチームが、米チームとの相乗りで2016年の打ち上げを目指すことが決まった。 【2015年2月24日 HAKUTO】 無人機による月面一番乗りを目指す国際レース「Google Lunar XPRIZE」(GLXP)に参加する日の「チーム・ハクト」が、米・アストロボティック・テクノロジー社との提携を発表した。両チームはそれぞれ、ミッション遂行に必要な技術を評価する「中間賞」を受賞している。 都内で2チーム提携を発表するチーム・ハクトの袴田武史さん(左)、アストロボティック社のジョン・ソーントンさん(中)、レースを主催するXPRIZE財団のアンドルー・バートンさん)(提供:HAKUTO) アストロボティック社の探査車を載せた着陸機にチーム・ハクトの探査車2機が相乗りし、2016年後半に米・フロリダ州からファルコン9ロケットで打ち上げる予定だ。月面

    月面レースで日米チームが提携、2016年に打ち上げ
    zeroset
    zeroset 2015/02/25
    Google Lunar XPRIZE。日本のチーム・ハクトの探査機はアストロボティック社と相乗りで月に向かい、賞金も山分けとのこと。頑張れ
  • 7万年前に大接近、オールト雲まで迫った「ショルツ星」

    【2015年2月20日 ロチェスター大学】 2013年末にドイツのRalf-Dieter Scholzさんが、いっかくじゅう座の方向20光年彼方にある暗い赤色矮星を発見した。「ショルツ星」と名付けられたこの星は見かけの動きがひじょうに遅く、太陽系から遠ざかる動きが速いことから、米・ロチェスター大学のEric Mamajekさんらがその軌道を詳しく調べたところ、7万年前に太陽からわずか0.8光年(8兆km)のところを通過していたことがわかった。現在太陽系から最も近い恒星は4.2光年彼方のプロキシマケンタウリ(リギルケンタウルスC)で、その5分の1の距離ということになる。 ショルツ星の想像イラスト。太陽の0.08倍の重さの暗い赤色矮星で、褐色矮星(手前)を伴星に持つ(提供:Michael Osadciw/University of Rochester) 1万通りの軌道を計算したシミュレーション

    7万年前に大接近、オールト雲まで迫った「ショルツ星」
    zeroset
    zeroset 2015/02/23
    「オールト雲の中でも外側の領域だけなので、天体を弾いて地球などへの彗星の大襲来を誘因するには至っていない」同じころトバ事変もあったので、もう少し近かったら人類絶滅のダメ押しになってたのかも
  • ビーナスエクスプレス、運用終了

    【2014年12月18日 ヨーロッパ宇宙機関】 2005年に打ち上げられ、2006年に金星周回軌道に入った「ビーナスエクスプレス」は、当初2年を予定していたミッションを大幅に延長し8年もの間金星を観測し続けてきた。その間、金星の地表が未だ地質学的に活発で活火山があるかもしれないこと、水が水素と酸素に分解されて大気から逃げ出しているらしいようす、大気の暴風「スーパーローテーション」の長期的な加速、自転周期が20年前に比べて6分半伸びていることなど、金星の多くの謎を解き明かし、同時に新たな謎を呼び起こしてきた。 宇宙探査機は通常、車や航空機のような燃料計を備えていないので推進剤の残りを正確に把握できない。推進剤が尽きるのを待ちながら捨て身の“おまけ”ミッションとして、今年5月~7月には高度を約130kmまで下げて大気抵抗の調査を実施した。さらに11月末には、わずかな希望に賭けて科学観測が可能な

    ビーナスエクスプレス、運用終了
    zeroset
    zeroset 2014/12/19
    「同機は来年1月ごろに金星大気に突入し、飛翔を終える見込みだ」当初2年の予定が8年も運用出来たとのこと
  • 「はやぶさ2」、打ち上げ成功

    3日午後、小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH-IIAロケットが種子島宇宙センターから打ち上げられた。「はやぶさ2」は15時すぎにロケットから無事分離され、小惑星1999 JU3を目指す旅を開始した。 【2014年12月3日 JAXA】 小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたH-IIAロケット26号機が、3日13時22分4秒に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。打ち上げから1時間47分後、地球を1周した同ロケットは「はやぶさ2」を正常に分離した。その後、数分ごとに小型副衛星「しんえん2」(九州工業大学)、「ARTSAT2-DESPATCH」(多摩美術大学)、「PROCYON」(東京大学とJAXA共同)も、次々と切り離された。 H-IIAロケット26号機打ち上げのようす(提供:JAXA) JAXA相模原キャンパス(神奈川県)で開催されたパブリックビューイングでは、初代「はやぶさ」の

    「はやぶさ2」、打ち上げ成功
    zeroset
    zeroset 2014/12/03
    「人類が探査機に託す「まだ見ぬ宇宙への憧れ」と「ふるさと地球への郷愁」という一見相反するものが実は一体であること、そして「宇宙に在る地球」というものを実感させる出来事だったのかもしれない」
  • 彗星表面からフィラエが見た初めての景色

    史上初の彗星着陸を果たした「フィラエ」から、着地後の撮影画像が届いた。フィラエは当初の予定から外れた場所に着地したとみられるが、状況を慎重に確認しながら世界初の画期的探査が進められている。 【2014年11月14日 ヨーロッパ宇宙機関】 13日(日時間)に探査機「ロゼッタ」から投下され、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)の地表に到達した着陸機「フィラエ」から、着地点周辺の景色を写した初の画像が届いた。360度のパノラマ画像から、フィラエの現在地の周囲は平坦ではなく凹凸の多い環境であることがうかがえる。 着地点での撮影画像(提供:ESA/Rosetta/Philae/CIVA) 最終的に着地した現在地でのパノラマ画像を、中央にフィラエが位置するとして並べたもの。辺りは暗く、凹凸の多い環境であることがうかがえる(提供: ESA/Rosetta/Philae/CIVA) フィラエは最初の

    彗星表面からフィラエが見た初めての景色
    zeroset
    zeroset 2014/11/14
    「最初の着陸地から約1kmほどずれた位置にあり、周囲を撮影した画像からはクレーターの縁にいる可能性が高いと推測されるが、正確な現在地は不明だ」
  • 史上初の快挙、フィラエが彗星表面に着陸

    欧州の彗星探査機「ロゼッタ」の着陸機「フィラエ」が日時間13日未明、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の地表に到達し、史上初となる彗星着陸を果たした。地表への固定作業に一部不具合があり、運用チームでは確認と対策を検討中だ。 【2014年11月13日 ヨーロッパ宇宙機関】 欧州の彗星探査機「ロゼッタ」の着陸機「フィラエ」(*1)は12日17時半ごろ(日時。以下同)にロゼッタから分離され、7時間後の13日0時半ごろ、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面、着陸ポイントである「アギルキア」に到達した。約5億kmの距離、28分の時を経て着陸の確認信号が届いたのは1時3分。ドイツ・ダルムシュタットの欧州宇宙運用センター(ESOC)の管制室では信号確認とともに歓声や拍手がわき起こり、彗星を発見したクリム・チュリュモフさんやメディア関係者、応援キャンペーンで招待されたファンなど同センターに集まったゲストも

    史上初の快挙、フィラエが彗星表面に着陸
  • 7光年彼方に氷点下の褐色矮星

    【2014年5月2日 NASA】 これまで知られている中でもっとも軽くもっとも低温の褐色矮星が、7.2光年彼方に発見された。太陽系から4番目に近い星系となる。 地球の公転軌道上の異なる場所からとらえた褐色矮星。見かけの動きをもとに天体までの距離を求めた。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Penn State) 発見されたWISE 0855-0714は、星系としては太陽系から4番目に近い。クリックで拡大(提供:Penn State University ) 褐色矮星とは、材料となるガスが少ないために中心部での核融合反応が始まらず恒星になりそこねた天体だ。可視光線では見えないこともあるが、赤外線による観測なら褐色矮星が発する熱をとらえることができる。 米・ペンシルバニア州立大学のKevin Luhmanさんらは、NASAの赤外線天文衛星「WISE」が複数回行ったサーベイ観

    7光年彼方に氷点下の褐色矮星
    zeroset
    zeroset 2014/05/04
    木星の3〜10倍程の質量、太陽系から7.2光年という距離にある星とのこと
  • ハビタブルゾーンにある地球サイズの惑星を初めて発見

    【2014年4月18日 NASA】 500光年彼方の低温の恒星の周りをほどよい距離で回る、地球と同等サイズの惑星が見つかった。 ケプラー186f(右)の想像図。地球と同等の大きさで、中心星(左)からの距離もちょうどよい。クリックで拡大(提供:NASA Ames/SETI Institute/JPL-Caltech。以下同) ケプラー186の惑星系(上)と太陽系(下)を同スケールで並べた図。赤色矮星ケプラー186は太陽に比べて放射が少ないため、ハビタブルゾーンまでの距離も短い。クリックで拡大 NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測から、ハビタブルゾーン(恒星からの距離がちょうどよく液体の水が地表に存在できる範囲)にある地球サイズの惑星が初めて見つかった。ハビタブルゾーンの系外惑星はこれまでも発見されているが、いずれも地球の1.4倍以上の直径を持つものばかりだった。 惑星が見つかったのは

    ハビタブルゾーンにある地球サイズの惑星を初めて発見
    zeroset
    zeroset 2014/04/19
    赤色矮星を巡る惑星。ハビタブルゾーン内とはいえ、中心星から受けるエネルギーは地球の3分の1程度とのこと
  • ホットジュピターがひとりぼっちな理由

    【2013年11月7日 国立天文台天文シミュレーションプロジェクト】 太陽系外の巨大ガス惑星のすぐそばに他の惑星が見つからない理由に関して、名古屋大学のシミュレーション研究により新たなプロセスが浮かび上がった。惑星系形成に関する「第3のシナリオ」を推し進める成果としても注目される。 巨大なホットジュピター(茶)が地球型惑星によって恒星(オレンジ)の方に押しやられる。クリックで拡大(提供:宮アシタ/荻原正博/名古屋大学) (左)惑星の材料が多いと、大きい地球型惑星が形成され、ホットジュピターが追いやられる(右)惑星の材料が少ないと、観測できないサイズの地球型惑星が形成され、残ったホットジュピターだけが見つかる。クリックで拡大(提供:荻原正博/名古屋大学) これまでの系外惑星観測により複数の惑星が存在する恒星も多く見つかっているが、「ホットジュピター(恒星の極めて近くにある巨大ガス惑星)のそ

  • 猫の手星雲などで見つかった特殊な光「円偏光」

    【2013年4月23日 国立天文台】 地球生命のアミノ酸分子の偏りをもたらしたという説のある、宇宙の特殊な光「円偏光」。「の手星雲」など9つの星形成領域で強く広範囲な円偏光が検出され、その普遍性や傾向が示された。 肉球のような「の手星雲」。南米チリにあるヨーロッパ南天天文台のラシーヤ天文台の2.2m望遠鏡で撮影。クリックで拡大(提供:ESO) NGC 6334星形成領域の円偏光のようす。黒は光の電場ベクトルが左回りの円偏光、白は右回り、緑は円偏光のない部分を示す。日の大学が南アフリカで運営するIRSF/SIRPOL望遠鏡で観測された。クリックで拡大(提供:国立天文台) 偏光のメカニズムの模式図。クリックで拡大(提供:国立天文台) アミノ酸分子には、「左手」と「右手」のように互いに鏡像関係にある2タイプの組み立て構造のものが存在する。一般的な条件で合成されるアミノ酸はこの2つがほぼ同じ

    zeroset
    zeroset 2013/04/25
    以前報告されたオリオン大星雲http://www.nao.ac.jp/releaselist/archive/20100406/index_j.htmlに続き、新たに9つの星形成領域でも円偏光が確認されたとのこと
  • 赤色矮星のハビタブルゾーンに地球型惑星

    【2013年2月8日 NASA】 NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測データを解析したところ、赤色矮星というタイプの小型サイズの恒星からほどよく離れたところ(ハビタブルゾーン)にある地球型惑星が見つかった。 赤色矮星の周りにある惑星の想像図。2つの衛星も描かれている。クリックで拡大(提供:D. Aguilar/Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics) 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの研究チームが、NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測データを元に、天の川銀河にある赤色矮星64個の周囲にある95個の惑星候補について解析した。そのほとんどが地球型とは言えないサイズ・地表温度だったが、数百光年かなたに地球の2倍以下のサイズの惑星候補が3つ見つかった。 質量が小さく低温の赤色矮星は、太陽近傍でもっともありふれた種類の恒星だ

  • 銀河団をつなぐ1000万光年の橋

    【2012年11月26日 ESA】 欧州のマイクロ波天文衛星「プランク」が、互いに1000万光年離れた2つの銀河団をつなぐ高温ガスの橋の姿をとらえた。 銀河団Abell 401(上)とAbell 399(下)をつなぐ高温ガスの橋。可視光画像に、SZ効果の可視化データ(オレンジ色)を重ねている。クリックで拡大(提供:Sunyaev-Zel'dovich effect: ESA Planck Collaboration; optical image: STScI Digitized Sky Survey) 「銀河団と銀河団の間の空間にひそむ物質は今まではっきり見ることができませんでした。しかし『プランク』はその秘密を解くヒントを与えてくれます」(NASAジェット推進研究所のJames Bartlettさん)。 マイクロ波天文衛星「プランク」の主要な目的は、宇宙マイクロ波背景放射、つまり、宇宙最

    zeroset
    zeroset 2012/11/28
    初期宇宙を満たしていた超巨大なクモの巣状ガスフィラメント構造の名残とのこと
  • 太陽セイル「イカロス」が冬眠から復旧

    【2012年9月11日 JAXA】 JAXAが2010年に打ち上げ、ミッション終了後に冬眠モードに入っていた小型ソーラー電力セイル「イカロス」からの電波が8日に確認された。「イカロス」がついに、長い眠りから目覚めたのだ。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型ソーラー電力セイル「イカロス(IKAROS)」は、今年1月6日までに冬眠モードに移行したことが確認されていた。「冬眠モード」とは、太陽に対する機体の向きの変更にともなって発生電力が低下し、搭載機器がシャットダウンされた状態のことだ。 冬眠モード移行後は、月2回の運用ペースで「イカロス」の探索が続けられてきた。今月6日に「イカロス」からのものと思われる電波が発見され、8日に「イカロス」であることが確認された。現在の状態については調査中とのことだ。 「イカロス」は2010年5月に金星探査機「あかつき」と一緒に打ち上げられた小型衛星で、太陽

  • キュリオシティ、火星探査の準備を開始

    【2012年8月9日 NASA】 NASAの火星探査車「キュリオシティ」が火星での初活動のようすを語る画像を次々に送ってきている。 小石だらけの火星表面。着陸数分後にMARDIで撮影された。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/MSSS) 「キュリオシティ」に搭載されたカメラNavcamがとらえた初めての画像。火星の表面と探査車の影が鮮明に写っている。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech、以下同じ) 着陸地点周辺の風景。遠くにゲール・クレーターの縁が見える。クリックで拡大 キュリオシティの状態を確認するために、自画像も撮影された。クリックで拡大 ゲール・クレーターに無事に着陸した火星探査車「キュリオシティ」が早速活動を始めている。探査車に搭載されたNavcamが撮影し送られてきた画像には、キュリオシティが見た火星の遠景や自画像などが含まれている。 「キュ

    zeroset
    zeroset 2012/08/13
    「キュリオシティに搭載されている10種類の科学装置は、重さが火星探査車「スピリット」や「オポチュニティ」の積載量の15倍にもおよぶ」本格探査が楽しみ
  • 火星内部に大量の水? 隕石から判明

    【2012年6月26日 PHYS.ORG】 地球に飛来した火星隕石の分析から、火星内部のマントルに豊富な水が存在する可能性を示す手がかりが見つかった。 今回の研究は、カーネギー研究所(当時)のFrancis McCubbinさんらが、火星内部を起源とする2つの隕石を分析したものだ。「シャーゴッタイト隕石」と呼ばれるもので、火星の地殻下のマントルが部分的に溶解し、地表付近で結晶化したものが250万年前に火星を飛び出し地球にたどり着いたと考えられている。このような隕石を調べることで、火星が経てきた地質学的なプロセスについて様々な情報が得られる。 「研究に使った2つの隕石は、全く異なるプロセスを経ています。形成時に混じりこんだいろいろな元素が含まれているものと、そうではないものです。また、含まれる微量元素も全く違います。にも関わらず、隕石中のアパタイト鉱物の水分量はほとんど同じでした。この結果は

    zeroset
    zeroset 2012/06/28
    マントル内に70~300ppm程度の水が含まれていると推定。「今回の研究結果はとても合理的な結果であり、水が地表に運ばれる主要なプロセスが火山噴火だったということを示唆するものです」
  • もうすぐ太陽圏脱出? ボイジャーの周りで宇宙線が急増

    【2012年6月15日 NASA】 35年前に打ち上げられ、太陽圏の果てを目指し続ける探査機「ボイジャー1号」が測定する宇宙線がここ1か月で急増していることがわかった。人工物が初めて太陽圏から脱出する歴史的な日が近づいているようだ。 1977年に打ち上げられ現在は太陽圏の果てを航行しているNASAの探査機「ボイジャー1号」。178億kmの距離から16時間36分かけて届いたそのデータから、探査機の周囲の宇宙線が急激に増えていることがわかった。2009年1月〜2012年1月の間では25%の増加だったが、5月7日以来、1か月に9%というペースで急増しているという。 太陽圏と恒星間空間の境界付近では、太陽風の荷電粒子と、超新星爆発で生成され恒星間空間から飛来する宇宙線とがせめぎ合っている。計測される宇宙線が増加したということは、それだけ「外の世界」に近づいているという証だ。 「越境」の目安として、

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    zeroset 2012/06/16
    「ボイジャー打ち上げは、世界初の人工衛星(スプートニク1号)から20年後のことだった」
  • 暗黒物質は太陽系の近くにはないかもしれない

    【2012年4月23日 ヨーロッパ南天天文台】 天の川銀河の星の動きを詳しく観測し、太陽系の近くにあるとみられる大量の暗黒物質(ダークマター)を検出しようという研究がチリのグループによって行われた。だが、暗黒物質の痕跡は見つからなかった。理論と観測的事実の違いはなぜなのか、新たな謎が生まれた。 「暗黒物質」(ダークマター)は光では観測できず、周囲の物質との重力的な相互作用でしか存在が確認できない不思議な物質である。宇宙を構成するこの謎の物質は、もともとは銀河外縁部の高速回転を説明するために提唱されたものだった。高速回転にも関わらず物質が銀河から飛んでいくことなくつなぎとめられたまま存在できるのはなぜか。その理由が、見えない暗黒物質による重力作用によるものとされたのである。暗黒物質はいまや、銀河の形成進化理論の要ともなっている。暗黒物質は宇宙の全質量の約80%を占めていると考えられているが、

  • アストロアーツ「金環日食2012」:日食観察プレート 使い方ガイド

    を見るには、特別な観察器具が必要です 太陽の光は非常に強いため、その大部分が隠れていてもまぶしすぎて欠けている様子がわかりません。金環の間を含め、日を直接(投影など以外の方法で)見るには太陽観察用のプレートやメガネなど特別なフィルターが必須です。「太陽のまぶしさを抑え」かつ「有害な光線をふせぐ」役割があります。 サングラス等での観察は危険! 太陽観察用以外の、一般的なサングラスや黒い下じき、色つきガラスなどは有害な光線が通り抜けてしまうおそれがあるため、確認せずに観察に使うのは非常に危険です。目を傷め、視覚障害を引き起こすことがあります。 「どうすれば見られるの?」ページでは、安全に日を見るための注意事項や、いろいろな観察方法・器具をご紹介しています。 太陽観察用器具はアストロアーツオンラインショップでもお取り扱いしております。 「日観察プレート」は、太陽観察用の特殊加工フィル

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    zeroset 2012/04/06
    これ目当てで「星ナビ」増刊注文
  • 9年目を迎えたオポチュニティと、命運を握る火星の風が織り成す模様

    【2012年1月30日 NASA (1)/(2)】 2004年の活動開始から9年目を迎えた火星探査車「オポチュニティ」が5回目の冬を迎えようとしている。探査機「マーズ・リコナサンス・オービター」による、風が作った地形模様の画像とともに紹介しよう。 「オポチュニティ」が撮影したグリーリーヘイブン。ここで5度目の冬を迎える。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Cornell/Arizona State Univ.) 火星探査車「オポチュニティ」は2004年1月25日、裏庭ほどの大きさのイーグルクレーターに着陸した。その後、昔の火星が湿潤な環境であった証拠を発見するなど、当初計画されていた活動期間3か月の間に全ての目標を達成した。 さらに4年にわたって、直径800mほどのビクトリアクレーターで調査を行った後、直径約22kmのエンデバークレーターへと移動し、石膏を発見するなど(

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    zeroset 2012/01/31
    火星で5度目の冬を迎えるオポチュニティ
  • サイズも位置も地球に近い系外惑星を確認

    【2011年12月6日 NASA】 系外惑星探査衛星「ケプラー」の観測から、主星からの距離や大きさが地球に似た惑星が発見・確認された。2009年の打ち上げ以来、長周期の惑星を観測する十分な期間が経ったことも手伝って、地球サイズの惑星と思われる天体の数は急増している。 系外惑星ケプラー22bは、主星ケプラー22からちょうどよい距離のハビタブルゾーン内(画像上、緑色の部分)に位置している。下は、太陽系とそのハビタブルゾーンを比較のために表示。クリックで拡大(提供:NASA/Ames/JPL-Caltech) NASAの系外惑星探査衛星「ケプラー」で、ハビタブルゾーン(注1)にある惑星が初めて発見・確認された。「ケプラー22b」と名付けられたこの惑星の直径は地球の2.4倍ほどで、太陽に似た星のハビタブルゾーンを回る系外惑星としてはこれまででもっとも小さい。地球のような岩石惑星か木星のようなガス惑

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    zeroset 2011/12/13
    G型主系列星のハビタブルゾーンを周る地球の2.4倍ほどの惑星をケプラーの観測により発見。「打ち上げから2年経ち、長周期の惑星が3周する時間が経過したためにこれらの発見が可能になった」