厚生労働省は4日、社会保障審議会福祉部会(部会長=田中滋・慶大名誉教授)に、社会福祉法人の経営組織に関する制度改正の考え方を示した。考え方では、社会福祉法人の運営の公益性を保つため、現行制度では任意となっている評議員会の設置を義務付けた上で、理事などの選任・解任や報酬の決定といった議決権を持たせるなど、その権限を強化することが示されている。【ただ正芳】
アクトスの製造物責任訴訟、原告側を支持−米連邦地裁が判決、武田は争う構え 医療介護CBニュース 9月4日(木)18時52分配信 米国で武田薬品工業が訴えられている、2型糖尿病治療薬「アクトス」(一般名ピオグリタゾン塩酸塩)の製造物責任訴訟で、ルイジアナ州西部地区連邦地方裁判所は3日(米国時間)、原告の主張を認める陪審評決を支持する判決を下した。武田薬品工業が4日、発表した。【室谷哲毅】 同訴訟は、武田がアクトスに発がんリスクがあることを隠していたとして提起されていたもので、同連邦地裁は4月7日に武田に対し約60億ドル(約6300億円)、同社と提携してアクトスを販売していた米医薬大手のイーライ・リリーに約30億ドル(約3200億円)の懲罰的損害賠償金支払いを命じる陪審評決を下していた。 発表によると今回は、武田とイーライ・リリーが申し立てている再審理または賠償金の大幅減額については決定し
政府は4日の臨時閣議で、副大臣と政務官の人事を決めた。厚生労働副大臣には、自民党の永岡桂子・元農林水産大臣政務官と、公明党の山本香苗・元経済産業大臣政務官を起用。厚労政務官には、いずれも自民党の橋本岳衆院議員と、参院議員の高階恵美子・元日本看護協会常任理事が就任する。【佐藤貴彦】 永岡氏は2005年の衆院選で初当選し、現在3期目。自民党の厚生労働部会長代理や、「母子寡婦福祉対策議員連盟」の会長などを歴任した。一方、山本氏は元外務官僚で、01年の参院選で初当選し、現在3期目。 橋本氏は05年の衆院選で初当選し、現在2期目。自民党の厚生関係団体委員会副委員長や、「医薬品のネット販売に関する議員連盟」の事務局長などを務めた。看護師や保健師の資格を持つ高階氏は、10年の参院選で当選し、現在1期目。
AED(自動体外式除細動器)の使い方や心肺蘇生法を学ぶ応急手当講習の普及啓発を図ろうと、総務省消防庁は7日から、全国の学校を対象にした「受講キャンペーン」を展開する。教育現場では、心肺蘇生やAEDの装着が行われずに死亡に至った事案が発生しているほか、救命活動の担い手として期待されている高校生の講習受講率も伸び悩んでいる。消防庁は、救急救命士らが児童・生徒を指導する応急手当講習の拡充を図ることで、救命率向上につなげたい考えだ。【新井哉】 消防庁は2011年に小学校高学年以上を対象にした「救命入門コース」を導入するなど、学校の教職員や児童・生徒に対する応急手当講習の環境整備に努めてきた。ただ、高校での応急手当講習の実施率が8割に満たないといった課題もあり、救急救命士や救急隊員らが心肺蘇生法やAEDの使い方を児童・生徒に教える実習の拡充が求められていた。 一般財団法人日本救急医療財団が昨年9
大阪府は5日午前、南海トラフ巨大地震を想定して実施する「大阪880万人訓練」の一環で、府内にいる人の携帯電話に訓練用の緊急速報メールを一斉配信する。平成24年から始まり、今年で3回目。 府内在住者のほか、近隣府県からの通勤、通学者など訓練時、府内にいる人の携帯電話にも届く。府によると、人口や対応機種などから受信者は府民だけでも最大約626万人と推計している。訓練では5日午前11時に地震が発生し、3分後に大阪府に大津波警報が発表されたと想定、メールを配信する。 「訓練通報です」に続いて適切な避難行動を求める文面が届き、マナーモードに設定していても着信音が鳴る。府担当者は「実際に地震が起きたとき、一人一人がどう対応するのかを考えるきっかけにしてほしい」と訓練の趣旨を説明している。
大阪・ミナミのシンボルだった江崎グリコの看板が先月から改修工事に入ったことで、映画やドラマなどのロケ地を紹介する「大阪フィルム・カウンシル」(大阪FC)が頭を悩ませている。看板が映り込む道頓堀周辺は、TBS系ドラマ「半沢直樹」にも登場するなど、年間約100件の撮影が行われる大阪ロケの“聖地”。そのため、工事を知らずに寄せられたロケ依頼を断らざるを得ないほか、新看板設置の日がはっきりせず、担当者は「正確な情報を伝えられない」とやきもきしている。 両手を挙げるランナーでおなじみの5代目電光看板が姿を消したのは8月17日。25日からは“代走”として同社のテレビCMに出演中の女優、綾瀬はるかさんが同じポーズを取った看板が掲げられており、今秋にはLEDを使った6代目に掛け替えられる予定だ。 大阪FCには8月以降で10件ほど、この看板目当てに道頓堀でのロケを希望する問い合わせが寄せられている。街頭イン
昭和4年に完成し夜間教育などに活用され、苦学生らが学んだ関西大天六キャンパス(大阪市北区長柄西)の売却が決まり近く建物の取り壊しが始まるのに伴い3日、お別れの催しが現地であった。OBや地元・天神橋筋商店街の関係者ら約350人が集まり、85年に及ぶ歴史があるキャンパスとの別れを惜しんだ。 天六キャンパスは昭和4年の完成以降、主に勤労学生を対象とした夜間教育(第二部)の拠点となり、4万7千人を超える学生が学んだ。OBには神戸市前市長の矢田立郎氏や元国土交通相の故冬柴鉄三氏らも名を連ねる。 催しは「クロージングイベント ありがとう天六学舎」と題され、OBらが学歌を斉唱した式典や施設見学会があり、旧交を温めた。天六キャンパスで学んだOBでつくる天六同友会の水上義博会長(71)は大阪市役所に勤めながら昭和41年に法学部を卒業。「兄弟が多く大学になんて行けると思っていなかったが、夜間だから学べた。勤労
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く