安倍総理大臣が来月上旬にウクライナを訪問する方向で調整していることについて、ウクライナ政府の関係者は訪問が実現した場合、29年前に史上最悪といわれる事故が起きたチェルノブイリ原子力発電所の視察が検討されていることを明らかにしました。 これについてウクライナ政府の関係者は22日NHKの取材に対し、安倍総理大臣の訪問が実現した場合、29年前に史上最悪といわれる事故が起きたチェルノブイリ原発の視察が検討されていることを明らかにしました。 チェルノブイリ原発を巡っては4年前の東京電力福島第一原発の事故を受けて、両国政府の間で原発事故後の協力に関する協定を締結し、放射性物質の処理などについて情報交換を行っていて、岸田外務大臣をはじめ日本の閣僚もこれまで現地を視察しています。 ウクライナ政府としては安倍総理大臣の訪問が実現すれば、原発事故を巡る対応や経済分野などで両国の協力を一層深める機会になるとして