麻生副総理兼財務大臣は、憲法改正に絡み、ドイツ・ナチス政権を引き合いに「手口を学んだらどうか」などと述べたことについて、誤解があったとして発言を撤回しました。 麻生副総理兼財務大臣:「誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示として挙げたことは撤回したい」 この問題は、麻生副総理が先月29日、東京都内で行った講演で、当時、世界で最も民主的といわれたドイツのワイマール憲法が「いつの間にかナチスの憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか」などと発言したとされるものです。発言を受けて、中国政府やアメリカのユダヤ系団体などから批判の声が上がっていました。麻生副総理は1日、発言を撤回し、「悪しき例としてナチス政権を引き合いに出した」と釈明しました。 菅官房長官:「安倍内閣としては、ナチス政権を肯定的に捉えるようなことは断じてないことは明らかにしたい」
福島第一原発の汚染された地下水が海に漏れ出ている問題で、漏えい対策の地中の壁が、地表近くには設置できていないことが明らかになりました。 東京電力は、汚染された地下水の海への流出を防ぐため、海側の地中に水ガラスを注入して、地下に遮断用の壁を設置しました。しかし、技術的な問題から、地表から1.8メートルの地下までは壁が設置できていないことが明らかになりました。 東京電力:「高圧注入して広げて施工するので、あまり浅いところだとうまく広がらない」 一方で、海から25メートルほどの場所に掘られた観測用の井戸では、すでに汚染された地下水が地上から1メートルの位置まで上昇しています。今後、地下水の流れによっては、海側に設置された地下の遮断用の壁を越えて海に流出する可能性も出てきています。 「撮影:東京電力」
飯島内閣官房参与が長野県内で講演し、今月13日から北京を極秘訪問して、中国側と日中首脳会談の実現に向けて話し合ったことを明らかにしました。 飯島内閣官房参与:「(今月)13日から16日まで北京にいて、それなりの要人と色々な会談をして帰った」 飯島参与はこのように述べて、首脳会談の実現に向けて習近平国家主席と近い関係者らと会談を行ったことを明らかにしました。そのうえで、日中首脳会談については「そう遠くない時期に実現する」との見通しを示しました。また、北朝鮮について飯島参与は、安倍総理大臣と金正恩第1書記が首脳会談を行い、拉致問題などの解決を図るべきだとの考えを強調しました。さらに、問題解決のためには「圧力だけではなく、対話が重要だ」との認識を示しました。
民主党は、30歳以下を対象に「公開大反省会」と題した集会を開きました。菅元総理大臣は、離党した小沢一郎元幹事長について「これほどひどいとは思わなかった」と批判しました。 民主党・菅元総理大臣:「(小沢氏は)自分の政治的影響力が一番大きくなるには何を言えばいいかと、それがすべての判断基準になっている。(政権交代前から)傾向は分かっていたけど、これほどひどいとは思わなかった」 さらに、菅元総理は東日本大震災が発生した際、自民党に呼びかけた大連立が実現しなかったことについては、「解散を優先するのが当時の自民党のスタンスだった」と振り返りました。また、枝野元官房長官は、2010年の中国漁船衝突事件ですぐに映像を公開しなかった経緯を釈明しました。 民主党・枝野元官房長官:「海上保安庁のいろんな動き、能力については、現場の映像が出れば相手側にも見える。別に隠ぺいしようと誰かがしていたわけじゃなくて」
安倍内閣は、1995年の「村山談話」などで認めた過去の植民地支配と侵略を認めるのか認めないのか。民主党の岡田最高顧問と菅官房長官の間で激しい応酬となりました。 民主党・岡田最高顧問:「(村山談話と)認識は同じだと言われるんですが、『植民地支配』『侵略』という言葉は使われません、何か意味があるんですか?植民地支配とか侵略ということを認めていないということですか?」 菅官房長官:「総理大臣として、安倍内閣として、これまで歴代内閣の立場を引き継いでいると」 民主党・岡田最高顧問:「『植民地支配』と『侵略』ということについて、はっきりとその言葉を挙げて言って頂きたいんですが、それを受け継いでおられるんですか?受け継いでおられないんですか?」 菅官房長官:「これまでも歴代内閣の立場を引き継いできたし、これからも引き継いでいく考え方」 岡田氏は、この後も再三、日本が植民地支配や侵略を行ったと認めるかど
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