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ブックマーク / www.yasuienv.net (6)

  • 気候と気象の違い 市民のための環境学ガイド

    2月2日付の日経済新聞に、”地球の気候当面『寒冷化』”という記事が出た。科学面である。 これが果たして科学面に相応しい科学的記事か、これを検討するのが今回のこのHPの目的である。 結論を先に述べれば、気候と気象を混同するという初歩的な誤りを犯している。しかも、コメンテータの選択が全く誤っている。 しかし、記者にとってコメンテータにも優先度があることが多い。多くの場合、紙面上で上方に位置しているコメンテータが優先で、下方は反主流。ときに、あいうえお順ということもあるので、注意を要するが。 今回、記者は、学者内部の内紛を喜んで記事を書いたものの、気候変動そのものを否定するというつもりは無かったようにも読める。 C先生:さっと読んだ時には、久し振りに「なんという記事だ」と怒りを感じた。 A君:その内容を説明しますと、こうなります。まず、「平均気温は1970年代半ば以降、ほぼ一貫して上昇。しかし

  • 古紙偽装事件総括 市民のための環境学ガイド

    今年の1月に勃発したこの事件であるが、製紙業界には、これが犯罪であったという認識が未だに乏しいのではないか、と思われる。まあ、ほぼすべての状況がなんとなく分かった現段階で、王子製紙と日製紙の対応の違いを明らかにしたい。 通常は日曜日にアップするのだが、今回は、特別に26日木曜日に緊急アップ。その理由は、27日に環境省の審議会で結論めいた議論を行うため。それ以前に全体の個人的総括を済ませておきたいから。 C先生:「古紙配合率偽装問題」。これが現在依頼されている原稿の題名だ。もちろん、変更することも自由なのだが、発注が衆議院調査局環境調査室なので、この表現のまま原稿を書く予定ではある。しかし、個人的には、これは「問題」ではなくて、「事件」であったと思っている。 A君:事件と問題との区別は、訴訟ができるかできないか、ですか。 C先生:まあそんなところだ。今回の古紙偽装は、最終的に公正取引委員会

  •  市民のための環境学ガイド

  •  市民のための環境学ガイド

    金曜日の夜から日曜日の夕刻まで福岡県にいたもので、この原稿は、いささか前に書かれたものである。 前回取り上げたのは、その他プラのリサイクルについてであった。しかし、最近では、もはや科学的に確定したとの理解をすべき地球温暖化問題にもウソがあるといったことが一部では主張されている。 今回は、地球温暖化についてのウソと正解の距離について議論してみたい。 C先生:この話も様々な意見がある。確かに、どのような政策的対応をすべきか、という話になると、現時点での京都議定書対応は、ある程度決まっているものの、それでも、旧共産圏の国には排出目標に対して多大な余裕があるもので、それらの国から排出権を買うという方法がありうるが、それが良いかどうかについては、議論が必要。 A君:HPのスタンスは、CDMを実施することによって、実際上、温室効果ガス(GHG)の排出量が減るのであれば、それは効果があるのだから、その

    zonia
    zonia 2007/10/22
  • 環境問題のウソと問題のウソと正解の距離 市民のための環境問題のウソと学ガイド

    最近、「環境問題のウソ」に関わるが売れているようで、とうとう「その2」まで出版されたらしい。 いくつかの主張をしているであるが、「プラスチックのリサイクルは環境破壊だからリサイクルをするな」が主張のひとつである。すなわち、プラスチックのリサイクルが良いという主張は、ウソだという。 日は、リサイクル問題、特に、プラスチックのリサイクル問題を取り上げて、「環境問題におけるウソ」とは何かを議論してみたい。ウソと正解とはどのぐらい違うのか。 C先生:実は、このを買っていない。読んでもいないのだ。むしろ買うこと、読むことを拒否してきた。なぜならば、「読む価値の無いは読むだけ無駄だから」。大体の内容は、過去のの主張から分かっているし、ホームページなどから、最近の主張も大体分かっていて、この著者が、読者の知力・判断力を馬鹿にした確信犯であることは確認済みである。 A君:今回は、自分もその

  • 地球温暖化はエセ科学か 市民のための環境学ガイド

    ある読者からのメールで、 http://tanakanews.com/070220warming.htm に、「地球温暖化はニセ科学である」、と書いてある。という情報をいただいた。 そのHPの作者は、田中宇氏。国際政治の専門家のようである。記事は、2007年2月20日に書かれている。 題名は、「地球温暖化のニセ科学」であって、「地球温暖化はニセ科学」ではなかった。微妙なニュアンスの違いはあるが、普通に読めば、余り差は無い。 C先生:この田中氏の文章だが、正しいが少ない情報と正しくない多くの情報がごちゃ混ぜ状態になっていて、その訂正だけは最低限やろう。 A君:自然科学が未来を取り扱うときに、どこまで信用できるのか、といったことは、なかなか微妙な問題ですから、後日、その議論でしょうが、できますかね。 B君:それでは、記述を引用し、そして若干の解説を。田中氏のHPからの引用(無断)は、《》でくく

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