2009年6月20日、大学入試が終わったばかりの中国四川省で、甲骨文字で作文を書いて提出した受験生がいたとの情報がネット上に流れ、話題になっている。成都晩報が伝えた。 【その他の写真】 17日、「国学数典」フォーラムに「大学入試答案、四川省で甲骨文字作文が出現」というタイトルのスレッドが立った。作者は採点に関わった教師の1人とみられ、「解答用紙のなかに驚くべきものが見つかった」と記述。それは「古代文字で整然と書かれた作文だった」と打ち明けている。 この作文を見た教師たちの反応はまさに「呆然」。「古代文字で書くな」という入試規定はないため、採点者チームはこの800字あまりの作文を上層部の言語監督チームに届けたが、彼らの反応も「呆然」であった。作文に使われている文字は甲骨文字のほかに、青銅器銘文体、篆書体などの文字で、上層部は四川大学の古代文字研究の専門家に翻訳を依頼。現代漢字の簡体字に訳した