中国の当局者が、沖縄県の尖閣諸島に将来、要員を上陸させて実地の測量を行いたいという意向を示し、中国政府は日本に対する圧力をいっそう強めてくるものとみられます。 中国国営の中央人民ラジオは12日の放送で、国家測量地理情報局の李朋徳副局長のインタビューを伝えました。 この中で、李副局長は沖縄県の尖閣諸島の領有権を主張する立場から「実地の測量をしていないため、地図の精度が規定の水準に達していない。測量隊員が測量して初めて精度が上がる」と述べ、将来、要員を島に上陸させて実地の測量を行いたいという意向を示しました。 上陸を目指す時期については「できるだけ早く」とする一方、「測量隊員の身の安全が保障される状況で行いたい」とも述べました。 中国政府は、尖閣諸島の周辺で監視船や航空機の活動を活発化させている国家海洋局の機能を強化する方針も今週明らかにしており、日本に対する圧力をいっそう強めてくるものとみら