遅発性統合失調症(精神分裂病) ――――――――――――――――――――――――――― 遅発性統合失調症というのは、40歳代以降に発症し、主に、被害妄想を中心とする統合失調症(精神分裂病)です。 通常の統合失調症が十歳代から、二十歳代の若い頃に発症するのに対して、四十歳代以降に発症するこの病気を区別し、分かり易くするためにつけられた病名です。精神分裂病(統合失調症)には、クレペリンが付けた「早発性痴呆」という病名がありますから、それと対比させたのかも知れません。 具体的な症状としては、誰かが覗いている。 見張られているといった被害妄想が中心です。その結果、まともな日常生活が送れなくなるというものです。 2008年6月24日、日本テレビの夕方、六時台のニュースで、この遅発性統合失調症が取り上げられました。また同じ内容が夜のニュース番組、『News Zero』でも紹介されました。これ