鴻池祥肇官房副長官は12日、健康問題を理由に辞任する意向を固めた。麻生太郎首相も認める方針。複数の政府・与党幹部が明らかにした。鴻池氏をめぐっては、13日発売の「週刊新潮」に同氏の女性問題が掲載されたことから、責任を取ったとみられる。後任には浅野勝人参院議員が浮上している。 正副官房長官の辞任は、2004年5月に福田康夫官房長官(当時)が国民年金未納で辞めて以来となる。鴻池氏は首相が率いる自民党麻生派重鎮でもあり、民主党など野党からは首相の任命責任を問う声が上がるのは必至。内閣支持率が持ち直し始めた首相にとって、側近の不祥事による辞任は大きな打撃となりそうだ。 週刊新潮の記事によると、鴻池氏は、大型連休が始まった4月末に静岡・熱海のホテルに知人の女性と宿泊。熱海への往復には、国会議員に特別に支給されたJRパスを使用していたとされる。 鴻池氏は、今年1月にも週刊誌で女性問題を報じられ、