【ソウル=黒田勝弘】韓国哨戒艦撃沈事件で北朝鮮は“デッチ上げ”説を宣伝しているが、攻撃に使われたという「130トン級の小型潜水艦など保有していない」という主張に対し、韓国軍は早速、北の潜水艦が撮影された衛星写真を公表し反ばくした。すぐにばれる「北のウソ」が逆に話題になっている。 韓国軍は、哨戒艦を魚雷で撃沈したのは北朝鮮が保有する「ヨンオ級潜水艦」との調査結果を発表した。「ヨンオ」とは魚の「サケ」を意味し、韓国など西側が名付けた名称で130トン級の小型潜水艦(艇)。 これに対し北朝鮮の国防委員会(金正日委員長)は5月28日、記者会見で「事件は韓国のデッチ上げ」とし韓国の調査結果を否定した。 韓国軍はこれに対し30日、2004年6月、平壌の大同江にある「特殊船舶造船所」を上空から撮影した公開の衛星写真(グーグル・アース)を示し、「ヨンオ級潜水艦」の存在を再確認した。また31日の韓国紙には、今