「出版4社、米IT企業を提訴へ 漫画の海賊版データを配信」というニュースがありました。出版社のプレスリリースを見るとより詳しい内容がわかります。集英社、講談社、小学館、KADOKAWAが米Cloudflare社を著作権侵害による約4億円の損害賠償(一部請求)および差し止めを求めて東京地裁に提訴したという話です。 クラウドフレア社は、CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)サービスを主力事業とする企業です。CDNは、ウェブ・コンテンツを利用者の近くでキャッシングすることで性能を向上するサービスであり、大規模なコンテンツ配信サイトではほぼ不可欠となっています。同種のサービスとしては、AkamaiやAmazonのCloud Front等が有名です。クラウドフレアは、無料プランを提供していることもあり、トラフィック量ベースの市場シェアはCDN市場で最大とのことです。 冒頭で挙げた出版社のプレス
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