本日の朝日新聞の生活面(28面)に、「脱・働き過ぎ」というシリーズの一つとして、私のインタビュー記事が載っています。 http://www.asahi.com/articles/DA3S11418283.html -日本の労働時間の実態をどう見ますか。 「働きすぎです。ここ20年ほどで、過労死につながりかねない働き方が普通に見られるようになってきました。命や健康を守ることが喫緊の課題です」 -長時間労働はなぜ定着したのでしょう。 「1970年代の石油ショックがきっかけです。景気が冷え込んだ際に、国が助成金を出して雇用を守り、企業は社員を解雇するのではなく、残業を減らして対応したのです。その代わりに景気が回復しても正社員は増やさず、少ない人数で長い時間働くことにしました。政労使ともに、解雇を避けることを最も優先した結果、終身雇用と長時間労働がいわばセットになった『日本型雇用システム』が確立し