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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/sunafukin99 (47)

  • 戦前の少年犯罪〜昔は良かった論の大嘘・改めて思う - すなふきんの雑感日記

    「戦前の少年犯罪」 管賀江留郎著 築地書館少年犯罪データベースドア2007年10月18日 参照 「少年犯罪データベース」についてはすでにネット上で話題になっていることと思うが、今回「戦前の少年犯罪」というタイトルで書籍化され出版された。巷間流布する「昔は良かった」論に真っ向から立ち向かうある意味「無謀」とも言える取り組みで、ステレオタイプ化された「現代」観に洗脳されたある種の人たちにとっては認知的不協和を惹起しかねないかなりショッキングな内容かもしれない。昔、とくに戦前は少年犯罪も親殺しも子供殺しも今より余程少なく平和な時代だったかのようなイメージが何の根拠もなく垂れ流されているようだが、それが大嘘であることを各種データを調べ上げることにより示そうとする労作である。最近過去の日社会を振り返り懐かしがる、いわゆる「三丁目の夕日」ブームなどの動きがあるが、そんなに「昔が良かった」のかと問われ

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    zyugem 2007/11/04
  • 暴論・「食えない農業」ならやめたらどうよ? - すなふきんの雑感日記

    Munchener Brucke〜農業問題を農民の問題にする消費者エゴMunchener Brucke〜農業問題のエントリーの反応日は先進国の中でも糧自給率が低いのでもっと上げろという意見が左からも右からも多いようで、この問題に関しては同床異夢ではあるが意図せずして奇妙な共闘関係が出来ているようにも思える。いわゆる改革派的とおぼしき人たちにさえ「自給率向上のためには農業の国際競争力の向上が必要でそのためには保護に反対」というタイプの考え方が見られるようだ。しかしなぜそこまでして自給率に拘るのかは比較優位を前提とした経済学的な見方からは疑問を呈せざるを得ない。現代のわが国で多くの材を海外からの輸入に頼っているのはなぜかを考えれば、結局のところ日農業というものが一部を除きすでに完全に比較劣位な産業部門になってしまっていることに由来するのは否めない。かつての繊維産業などは見る影もないが、

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    zyugem 2007/10/25
  • 「人類みんな平和主義」の大嘘 - すなふきんの雑感日記

    毎年この時節になると例によって戦争関係の特番が組まれることが多いようで、昨日も「はだしのゲン」がドラマ化されたやつが放映されていたようだ。私は見てないが。それにしても「戦争に反対するのは当たり前」「国民は皆平和主義者」であるという巷間流布する言説が「嘘っぽい」のはなぜだろうか。結局それは皆ホンネではそうは思っていないからだと思う。戦時中の日の「世論」は戦争を「良きもの」としてほぼ100パーセント全面的に肯定していたし、それ以前の戦前社会でも「戦争行為」そのものを否定する主張などほとんど聞こえてこなかったわけで、戦争が勃発するたびにほとんどの日国民(というか世界中どこでもそうだった)は熱狂して提灯行列を繰り出して積極的に戦争万歳を叫んでいたというのが事実だろう。よく「軍国主義の下で平和を希求する民衆の声が恐怖政治に圧殺されみなホンネが言えなかっただけだ。」などとのたまう人たちがいるがそれ

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    zyugem 2007/08/11
  • 「現実主義者」の消滅の悪寒 - すなふきんの雑感日記

    おしゃべりSchwaetzerの飲んだくれな毎日「右翼を笑えない左翼」〜なぜ日の左翼は信用されないかそりゃ権力は暴力装置だからこれに対して慎重に批判的になるのは当然のことだ。しかしだからといって、ためにする反権力は間違っている。包丁は危険だから使うなという感覚とあまり変わらない。その反権力の旗印が、人間性や人権やそういった普遍的なものに対する擁護であり、つまり誰も反対できないようなレトリックを使う。「子供たちを再び戦地に送るな」式の旗印が一番単純で分かりやすい。日国民はおそらくこの辺を敏感に察知して、反権力が権力を握ろうとする左には政権を取らせなかったんじゃないの。同じウソと身内びいきなら、悪人面した権力者の方がまだまし。結局、左が政権を取れなくて当然だった。別の言い方をすれば、権力との喧嘩にどうしたって勝てっこないわけだ日の不幸は、おそらく、あの戦争の話題が左右の政治的論争にしか利

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    zyugem 2007/06/23
  • 当たり前と言えば当たり前の話。透視実験は大失敗。 - すなふきんの雑感日記

    ■[トンデモ]当たり前と言えば当たり前の話。透視実験は大失敗。 野次馬的トンデモウォッチャーとしては久々に興味津々。 昨日の日テレビ系「ゲツヨル!」で、超能力バスターとして知られるマジシャンのジェームス・ランディ氏が出演。自称霊能者のマイケル・マッジオ氏と透視実験による対決を行った。ランディ氏は超能力を目の前で証明できたら100万ドル(日円にして約1億2000万円)の贈呈を約束。これまで300人もの自称超能力者が挑戦してきたものの全てそのトリックが暴かれ、超能力が「証明」されたものはこれまで一人もいなかった。 今回の透視実験は20種類のイラストを封筒に入れ、マッジオ氏が中身を透視、その内容を言葉で書いてゆくという方法。20枚中5枚を当てることが出来たら超能力として認定するということで、ちなみにその確率は1/389となる。 結果。 20枚中やっと1枚が一致したということで、ランディ氏の勝

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    zyugem 2007/06/19
  • 戦後価値観の見直しとは - すなふきんの雑感日記

    ■[世相その他]戦後価値観の見直しとは 教育問題や憲法論議で戦後体制の総見直しを求める論調が強まっているようだが、その主な動機が戦後的価値観として知られる個人主義や政治的・社会的自由主義、あるいは人権意識への嫌悪感であろうことはほぼ間違いないと思われる。これは何も今になって「反動的」な人たちが突然言い出したようなものではなく、今までこれら「戦後的」価値観がタテマエとして表舞台で通用してきた「かのように」振舞われてきただけであって、社会の現実ではそんな価値観が実質的に通用してきたとは思われていなかったというのが実情だろう。最近の動きはそうしたタテマエを「打破」し、右派の言うところの「日人の真姿」を取り戻そうとする意識の現われと捉えることが出来るのではないだろうか。 憲法論議での9条問題にしても、その背景にあるのが当に国防の現実的・技術的側面を踏まえての議論だけなのかはやや疑わしいものがあ

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    zyugem 2006/12/23
  • 「笑殺」だってさ - すなふきんの雑感日記

    “敗戦”と日人 (ちくま文庫) 保阪正康 ちくま文庫第9章『敗戦日記』の八月十五日への道 より高見順の「敗戦日記」に引用された昭和20年7月28日付読売新聞の記事戦争完遂に邁進 帝国政府問題とせず敵米英並に重慶は不逞にも世界に向かつて日抹殺の対日共同宣言を発表、我に向かつて謀略的屈服案を宣明したが、帝国政府としてはかかる敵の謀略には全く問題外として笑殺、断乎自存自衛戦たる大東亜戦争完遂に挙国邁進、以て敵の企図を粉砕する方針である。これを今読んで何を思うかは個々人の自由だが・・・。

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    zyugem 2006/10/15