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ブックマーク / www1.odn.ne.jp (13)

  • 『本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』『路上からできる生活保護申請ガイド』

    湯浅誠『当に困った人のための生活保護申請マニュアル』 ホームレス総合相談ネットワーク『路上からできる生活保護申請ガイド』 湯浅誠『当に困った人のための生活保護申請マニュアル』は一般市民の生活保護観、というか生活保護申請観(どんな観だ)を変える革命的なだ。ぼくもこので学ばされることがいっぱいあった。不明を恥じる他ない。 もっとも革命的なことは、「申請に対応する役人は平気でウソをつく。そしてウソの連続である」ということだった。 湯浅は、彼らを便宜的に「敵」と呼ぶ。もちろん「福祉事務所職員は血も涙もないのか?」というコラムを書いているとおり、彼らを「絶対的な敵」だと考えているわけではない。だが、わかりやすく心構えをつくるうえでは、彼らを乗り越えるべき障害と見なす以外にないのだ。 したがって、湯浅のこのは、まさに窓口職員との「戦闘」をするためのマニュアルである。章立てをみればそれがわかろ

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    zyugem 2010/01/29
    古代からあらゆる権利の主張と行使は戦いだった。これからもそうらしい。
  • 湯浅誠『どんとこい、貧困!』|紙屋研究所

    同時にこのニュースを検証するブログも次々出てきた。 http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20091026/1256542971 http://d.hatena.ne.jp/fut573/20091025/1256564216 くわしくはそれらのエントリをみてほしいのだが、批判者の多くは(1)4人家族であること(2)この記事の人が少なくとも9月からは働いていること、という単純な事実を見ようとしていない。さらに旅行会社の添乗員の派遣という仕事柄携帯の利用については特殊な事情がありそうで、そのことについては批判者にはほとんどまともな検証がない。 湯浅誠は『どんとこい、貧困』のなかで〈この数年で貧困問題に対する社会の見方はずいぶん変わった。一進一退しながら少しずつだけど、それでも数年前にくらべれば、えらい変わりようだ〉(p.215)と感慨をのべている。むろんいい方に変わってい

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    zyugem 2009/11/02
  • 雨宮処凛・飯田泰之『脱貧困の経済学』

    雨宮処凛・飯田泰之『脱貧困経済学』 左翼はこれにどう答えるかという「テスト」 「あなたのホームページのファンです」という女子高生と何度かゴハンをべているのだが、もちろんそれはウソで、ぼくの出たイベントで知り合った「紙屋研究所のファン」という30代の男性サラリーマンとよくお酒を飲む。 彼(仮にQ氏としておこう)はある意味でリバタリアンである。 できるだけ「自由」にして、働いたら働いただけもうけを得られて、各人がモチベーションを上げていくという経済環境がいいのだ、という考えの持ち主である。 Q氏がすすめてくれたのが、書であった。 Q氏による書推薦の言葉はこうであった。 「雨宮処凛が反貧困運動の現場にいる立場から、実にシロウトくさい経済学的な質問を投げてくるんです。それを飯田っていうリフレ派の若手経済学者が半分同調し、半分批判するみたいなスタンスでわかりやすく答えてるんです」 飯田は、経

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    zyugem 2009/09/30
  • 池田信夫と麻薬 『ベッカー教授の経済学ではこう考える』にもふれて

    池田信夫と麻薬 『ベッカー教授の経済学ではこう考える』にもふれて なんか池田信夫が麻薬事件を起こしたみたいなタイトルだな(笑)。そうではないので念のため。 大学生の大麻事件について、池田信夫が「大麻で逮捕するならタバコを禁止せよ(2008.11.16)」「大麻は合法化して規制すべきだ(2008.11.22)」という二つのエントリーを書いた。それぞれ375、138ものはてなブックマークがついている(2008年11月27日現在)。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b12cad34eec4aec8766661a0885a1b7 http://b.hatena.ne.jp/entry/10861956 池田のこの主張は、よく知られている通り、そして池田自身が16日付のエントリーで紹介しているように、フリ

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    zyugem 2008/12/01
  • NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想

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    zyugem 2007/12/18
  • レオン・V・シーガル「拉致敗戦――日本は北朝鮮問題で致命的な孤立に追い込まれている」

    レオン・V・シーガル 「拉致敗戦――日北朝鮮問題で致命的な孤立に追い込まれている」 興味深いインタビューだった。 「中央公論」07年8月号に掲載されたインタビューで、シーガルは元NYタイムズの論説委員、現在独立系のシンクタンクSSRCの「北東アジア安全保障プロジェクト部長」である。インタビュアーは外交ジャーナリストの松尾文夫。「米国と北朝鮮の間の『呼吸の一致』が目立ちはじめ、拉致問題の進展を前面に押し出してきた安倍外交の孤立化の懸念が際立ってきた」「米国が日を非難する可能性すら出てきた」というリードでインタビューが始まる。 日政府の北朝鮮外交方針は硬直化している まずそもそもについて少し。 もともと六ヵ国協議は北朝鮮の核をどうするかということで集まった会議である。それを解決するために各国が知恵を出し合い、さまざまな行動をしかけている。そして北朝鮮が動くことを約束させて「じゃあ見返り

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    zyugem 2007/07/23
  • 「軍事研究」誌の広告ってすげえな

    「軍事研究」誌の広告ってすげえな 決してこれまで手にとったことがないわけじゃなかったんだが、雑誌「軍事研究」、初めて買って読みました。ネットで知り合った人が論文を書いていたもので。 いやーなかなか面白いのな。 最近急逝されたジャーナリスト・軍事評論家の松尾高志氏に話を聞きに行った時、米軍などの情報にくわしくなるにはどうしたらいいかを聞いたら、「軍事オタクが読むような雑誌を読むといいよ~」と言われ、その一つに誌があったのを思い出した。 知り合いの論文をのぞいて、個人的に面白かったのは、「最新防空ミサイルの実力と限界」について論じた、石川潤一の論文「空自ペトリオットPAC-3実践配備」だった。 それと、日の核武装についての整備内容・費用などを論じた「日の自前核兵器整備の徹底検討」。こちらは元陸自教官/研究員の高井三郎。折しも「原爆投下はしょうがない」と初代防衛大臣が発言して、おやめあそば

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    zyugem 2007/07/05
    「何とかからミサイルまで」
  • 本当に「縄文時代の記述はなくなった」のか 小学校6年生の社会科教科書を読む

    当に「縄文時代の記述はなくなった」のか 小学校6年生の社会科教科書を読む 縄文時代の記述がない!? ぼくが漫画評を書かせてもらっている「しんぶん赤旗」の「学問・文化」欄で、4月17日付(2007年)を読んでいたら、「小学校教科書 消えた旧石器・縄文時代」という学者の執筆記事があったのでびっくりした。「えー、今あの時代は教えられていないのかあ」と。 ぼくは歴史好きのコドモで、最初に戦国時代、次に南北朝時代と愛好する時代区分を移動させていき、歴史を初めて勉強する小学校6年生のときには、「縄文時代」に異様な関心をもつようになっていた。 担任の教師の影響だった。 実は地元は縄文遺跡が多いところで、しかも歴史学上も重要な出土品が少なくない(たとえば家から少し離れた貝塚では人骨とともに埋葬された犬の骨が見つかっている)。自転車でいくつも校区をこえて出かけた貝塚は畑の中にあり、大量の貝と土器片がそのま

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    zyugem 2007/04/24
  • 黒井文太郎『北朝鮮に備える軍事学』 - 紙屋研究所

    黒井文太郎『北朝鮮に備える軍事学』 入門書として面白かった。役立った。 最初にことわっておけば、黒井文太郎は月刊「軍事研究」出身の軍事ジャーナリストである(現在、同誌の別冊「ワールド・インテリジェンス」=スパイとテロの情報専門誌の編集長)。タイトルからも推察されるように、いわゆる「反戦派」ではない。 「軍事」という視点から、日の国防にリアルに必要なことを説く。 ぼくは反戦派に分類されるであろうが、「反戦」とか「軍事増強」とかいう立場をいったん保留して虚心に読むと、日にとってどんな「脅威」があるのか、それにたいする「対策」は何か、ということが平易にわかる。 書の特長は3つあるだろう。 (1)「脅威」を精確にしぼりこむ ひとつは、日をとりまく環境のなかで「脅威」とは何であるかを冷静にみつめ、リアリティあるシナリオを描いていることである。 左翼や平和運動家のなかで、「北朝鮮は脅威ではない

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    zyugem 2007/01/30
  • ODN:サービス終了のお知らせ

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    zyugem 2006/10/14
  • 「セタップ! 仮面ライダーX」を国歌に〜ぼくの成人式代表事件にもふれて - 紙屋研究所

    「セタップ! 仮面ライダーX」を国歌に~ぼくの成人式代表事件にもふれて 成人式の代表をおろされた 20才になったとき、地元の成人式の代表になったが、その代表をおろされたことがある。で、それは当時新聞沙汰になり、市議会でとりあげられるまでの問題になった。 中学時代は地元で優等生、かつ中学までは「ヒトラーを尊敬する」などと公言していた右翼ファシストだったぼくに、ハタチになってから、「成人式で代表をやってくれ」と話があったのだ。他の市内の卒業生とともに市の施設に集められて、式次第や役割を説明された。 ぼくには「交通安全宣言」がふりあてられた。 そして、式次第には、日の丸の正面への掲揚、君が代の斉唱が入っていた。 ぼくは、日の丸と君が代については軍国主義のシンボルとしていやな気持ちになる人がいるから、式典を中立的に営むためにそれらをやめてほしいと「申し入れ」をした。 このことを手紙に書いて送った。

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    zyugem 2006/09/24
  • NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」:

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  • 歴教協編『抵抗をどう教えるか』

    歴教協編『抵抗をどう教えるか』 ぼくが出席してる自主ゼミで、ゼミが終わって会をしている最中に、「フランスはなんであんなに共産党が大きい(大きかった)のですか」という質問が、左翼のぼくによせられました。 フランスにもフランス共産党にもくわしくないのですが、「ぼくもよく知らないのですが。ただ、レジスタンスを中心的にたたかったというので、国民の信頼は絶大だったということはあるらしいですよ」と答えておきました。質問した人は、釈然としない様子でしたけど。 その答えということではないのですが、書を読むと、少なくともフランスでは共産党の存在なくしてレジスタンスというものがありえず、しかもそれが非常に広汎に国民に根をはって展開されていたということがわかります。 書冒頭にある「レジスタンスの形成と展開」という愛知淑徳短大の遠藤雄久氏のなかで、たとえば次のような一文があります。 「レジスタンスの運動はす

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