欧州宇宙機関(ESA)はこのほど、宇宙望遠鏡「ガイア(Gaia)」が観測した天の川銀河の最新データを反映させた3次元地図を公開した。 17億個の恒星の位置と等級(明るさ)を正確に描いており、「宇宙の理解を大幅に前進させる」意義があるとしている。 「ガイア計画」とは 「ガイア計画」はESAによる宇宙望遠鏡ミッションで、恒星の位置や等級、運動、温度などを観測する位置天文衛星により、太陽系を含む「天の川銀河」の正確な全体像を把握することを目的とする。 宇宙望遠鏡ガイアは2013年12月に打ち上げられ、太陽を起点として地球の外側約150万kmの距離にあるラグランジュ点2(L2)へ2014年1月に到達。同年7月から観測を開始した。 天の川銀河の3Dマップ ESAは2016年9月、ガイアの観測開始から約1年間のデータを初めて公開。11億4000万個の恒星の正確な位置と等級を反映させた「史上最も詳細な天
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