2008/02/18 當山日出夫 国立国語研究所の移管にかんする問題については、松本さん(ひつじ書房)が、詳しい資料を整理してくれいている。まず、このことを記して感謝の意を表したい。 茗荷バレーで働く社長の日記 http://d.hatena.ne.jp/myougadani/20080215 国語研の移管の問題で、ある意味で「形式的」なことにすぎないともいえるが、軽々と見過ごすことができないのが、「図書館」のこと。 かつて、国語研に「図書館」は無かった。内部に研究図書を収集整理するセクションはあっても、「図書館」として公開されたものではなかった。つまり、非公開であったのである。(その時代、個人的に、中に知り合いの先生が、いて、その中を見せてもらったことがあるが。) だが、それが、時代の流れととともに、一般への学術情報の公開ということで、「図書館」になった。もし、移管に際して、「図書館」で
2008/02/15 當山日出夫 この問題、あえて触れずにそっとしておいた方が賢明であるのかもしれないが、日本語学(国語学)にかかわる者として、また、文字研究にたずさわる者として、みすごせないので、書く。また、これは、デジタル・アーカイブや、デジタル・ヒューマニティーズ(人文情報学)のゆくえとも、深く関連すると判断するので、書く。 まず、国立国語研究所は「廃止」ではなく大学共同利用機関への「移管」であること。したがって、組織全体としては、基本的に残る。だが、その移管にあたって、次のような条件がついている。 http://www.gyoukaku.go.jp/siryou/tokusyu/h191224/index_dokuhou.html 【日本語コーパス事業】 ○民間事業者等との共同事業とすることについて平成20年度中に検討し、結論を得る。 【病院の言葉を分かりやすくするプロジェクト】
国立国語研究所の「移管」問題について報告します。 松本は、出版社の人間ですので、日本書籍出版協会に行きまして、現時点での問題について知らせてきました。私の作った資料についても、有効に使ってくれるとのことで、回覧されることになりました。 「文字・活字文化振興法」の第十条についても、考えているということでした。学術出版を支援するということはどういうことをすればいいのか、いっしょに考えていこうというスタンスとのこと。 そうですよね。 【2008217の追記】 話が唐突すぎて、わからないかもしれないので、過去の発言を以下にリンクします。 http://www.hituzi.co.jp/kotoba/20080109ns.html 2008年1月9日(水)国立国語研究所「廃止」問題、資料集 ブログ 2008-01-10 日本語学会、日本語教育学会は美術史学会を見習おう http://d.hatena
独立行政法人101から85に、整理合理化計画を閣議決定 (読売新聞) 政府は24日午前の閣議で、独立行政法人(独法)の整理合理化計画を決定した。 (中略) 整理合理化計画で廃止されるのは、日本万国博覧会記念機構、メディア教育開発センター、緑資源機構の3法人。特殊会社などに組織を変えて民営化されるのは、通関情報処理センター、日本貿易保険、海上災害防止センターの3法人となった。さらに、国土交通省や農水省所管の研究所など計16法人を統合し、6独法に再編する。 独法の整理統合廃止って実際のところ、あまり話題になっていないのだが、五日ほど前のニュースでは「ちょっと待て」と叫ばせる文言が書いてあった。 まず、読売。webでは2007年12月19日22時44分に投稿された記事。 独立行政法人、少なくとも16を削減…政府計画の骨格 (読売新聞) 19日までに廃止や統合などが決まった独法は次の通り。 【廃止
自肅していたのだが、あまりにいらいらしたのでここでキーボードを叩く。 独立行政法人の廃止合併のニュース、どうして数を繰り返していうだけで、具体的な法人名を示さないのだろう。 テレビはまだしも、web上のニュースでも。 googleのニュース検索で、国立国語研究所を検索しても、ろくなのが引っ掛からない。 茗荷谷さんのところで引用されている産経のニュースによると、「他機関への移管」ということらしいのだが。 「事業」をやっていないところ、として、研究所が狙われた訳なのだろうか。 情報 ネ言さんが情報を整理してくださっている。 http://d.hatena.ne.jp/negen/20071225/1198522330 現状の把握のための調査を「現状追認」とは…… 独立行政法人国立国語研究所法 http://www.kantei.go.jp/jp/cyuo-syocho/146kokkai/ko
livwing先輩より。 国立国語研究所が廃止されてしまうようです。 国立国語研究所では、日本語のコーパスを作る言語コーパス計画を進めています。すでに政府白書500万語、Yahoo!知恵袋500万語から検索できるデモ版が動いています。*1 英語コーパスは The British National Corpus (1億語)など大規模なものがありますが、日本語コーパスではここまでの規模のものはなく、分野についても新聞記事のバックナンバー検索や青空文庫など偏りがあったため、均衡の取れた大規模なコーパスの整備は国家プロジェクトとして大変意義があると思います。 2006年度から5年間の研究を行う予定だったようですが、研究所の廃止と同時に打ち切りになったり、規模が縮小されてしまわないか心配です。こういったとんでもなく金のかかる基礎研究も、国家の大事な仕事だと思うのですが。 国立国語研究所というと外来語
2007年12月19日、国立国語研究所の廃止が決定された。学問や研究者達に憧憬のようなものを持っている者としては気が滅入るニュースだ。 19日までに廃止や統合などが決まった独法は次の通り。 【廃止】日本万国博覧会記念機構、国立国語研究所、メディア教育開発センター、緑資源機構 独立行政法人、少なくとも16を削減…政府計画の骨格:YOMIURI ONLINE なぜ国立国語研究所が廃止なのだろうか。日本には日本語を研究する専門の研究所は必要ない、ということなのか。国立大学法人や公立あるいは私立の大学で研究が行われているから問題ない、という判断なのか。 邪推かも知れないが、今の独法改革とやらは、とにかく独立行政法人の数を減らすことだけが目的であるように思える。その中で、あまり庇ってくれるところのなかった国立国語研究所が割を食ったように見えて仕方がない。 どうやらこの国は、自国の公用語を専門に研究す
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