月刊『言語』12月より休刊 月刊『言語』12月より休刊とのこと。広告代理店よりの連絡がありました。長い間、言語学を支えてきた雑誌の休刊につきまして、たいへん残念です。 たとえば、大日本印刷が丸善やジュンク堂を経営的に吸収したように、言語という雑誌に対して、出資して雑誌を永続させるというようなことを検討するという可能性もあったのではないか。そういう場合に、ひつじ書房が編集部ごとに引き取るということもできる。海外の出版ではM&Aということがあるが、そういう方法もあるのではないか。このようなことはネットで述べることではなく、実際に関係者にあって提案すべきことだ。私の力不足を悔やむ。 大修館書店が経営的に悪化したとは聞いていないだけに、学術出版に対する1つの判断として受け取らざるを得まい。それゆえ、ひとしお残念である。
図書館で目に付いたので衝動借り。エスペラント―異端の言語 (岩波新書)作者: 田中克彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/06メディア: 新書Amazon.co.jpで詳細を見る これを読むまで,エスペラントには偏見を持っていた。所詮国際語といっても,人間の身につけられる言語には自ずと限りがあるのだから,その限られた言語の知識の中から新しい言語を創出しようとしたら,ちっとも「国際語」なんかじゃない,印欧語の変種にしか過ぎない言語なのだろう,と。 けれどそれは違っていた。エスペラントは,決して印欧語一辺倒の言語というわけではなかった。 興味深いと思ったのが,名詞は一律-oで終わり,形容詞は一律-aで終わる,というその規則性。さらに,目的語を表す語尾-nの存在や,-in-を挿入して作られる女性形*1も面白いと思った。また,be動詞(ドイツ語でいうsein動詞)が一種類しかないことも
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