コンテナ技術でデプロイの問題が大幅に解消 この数年,Web業界を中心にコンテナ(コンテナ仮想化)という技術が注目されています。その背景を説明しましょう。 一般的にアプリケーションは,言語ランタイムやライブラリなどに依存します。そのため,マシンにインストールされている共有ライブラリやコマンドラインツールのバージョンが,アプリケーションが依存しているバージョンと違っていると,正しく実行できない恐れがあります。 コンテナ技術を使うと,アプリケーションの実行に必要な言語ランタイム,ライブラリ,ソフトウェアなどをコンテナイメージという1つのバイナリのような塊にまとめられます。コンテナイメージにはアプリケーションが依存するすべてが含まれているため,どんな環境でも同じように実行できるのです。これまでデプロイの際によく起こっていた「開発環境では正常に実行できたのに,本番環境ではうまく実行できなかった」とい
![いよいよコンテナ技術で本番運用する時代へ―そのとき開発者に求められる力とは:新刊ピックアップ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3c07059805d5d0c6f141f0b9d749289237ebdc40/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgihyo.jp%2Fassets%2Fimages%2Fcover%2F2019%2Fthumb%2FTH800_9784297104382.jpg)