忍び寄る灰色のぺろりんちょ。 次なる獲物はどこじゃー。 気温が体温を超える日々。 冷凍庫からアイスが消えてゆきます。うまうま。 白いあずきバーを食べつつふと思い出すばーちゃんの言葉。 ソボ °_°)味噌汁を食え。 あれは私がまだ小学生だったころ。 夏休みに入る時期から秋口まで、毎朝言われました。 冬には言われなかったんですよ。 暑い時期に熱いミソスープはどうにもこうにも。 でも、ばーちゃんは ソボ °_°)さめた味噌汁はあかん。 と言うのです。 なぜそんなに朝の味噌汁にこだわるのか。 その謂われもしっかり聞かされました。 だいたいこんなお話です。 *** この時期はな。山から霧がおりてくる。 気づいたときには巻かれとる。 そういう霧に巻かれると逃げられん。 どんどん体から力が抜けていってな。 そうなってからではもう遅い。 倒れても誰にも見つけてもらえん。 霧にとられて死んでしまうんや。