ウォン高と深刻化する国内景気の低迷で厳しい経済情勢が続く韓国で、現代重工業が大規模なリストラに踏み切った。 同社は2014年上半期に、1973年の創業以来最悪となる1兆2926億ウォン(約1290億円)の営業赤字を計上した。造船と海洋、プラント部門の大型工事の遅れで費用がかさんだことに加えて、ウォン高が追い討ちをかけて損失が膨らんだ。 ■サムスン重工業も人員削減? 現代重工業の大リストラを、中央日報日本語版(2014年10月13日付)は「現代重工業、役員260人が一括で辞表提出」の見出しで伝えた。報道によると、チェ・ギルソン会長とクォン・オガプ社長が本部長7人を緊急に呼び出し、2時間にわたる会議で決断。「常務補以上の260人余りは全員辞表を出す。各本部長は今週17日までに改革青写真を持ってくること。そのうえで再信任を問う。組織は営業中心に変える」方針を示した。 毎年11月末から12