「京都アニメーション」第1スタジオの火災で、1階から燃え広がった火の手はあっという間に3階建てのビルを包み、犠牲者、被害者の大半は2、3階に集中した。日本火災学会長を務める早稲田大の長谷見雄二教授は「ニュース映像を見る限りだが、大きな窓がある南壁面の燃え方が激しいようだ。火の手は窓伝いに上層階へ広がった可能性がある」と分析する。 【第1スタジオの見取り図】 建物内の西側にある階段の3階から屋上に向かう部分で19人が死亡。折り重なるように倒れていた。京都市消防局によると、屋上に出る扉は閉まっていたが、鍵はかかっていなかったという。南側にはらせん階段があり、1階玄関付近から3階までつながっている。 長谷見教授は「『煙突効果』による火と煙の広がりを防ぐため、らせん階段には壁などを設けるよう、建築基準法は定めている。ただし、仮に壁の扉が開いているなどすれば、煙などを完全に防ぐことは難しい」と説明。
18日午前10時半ごろ、京都市伏見区桃山町因幡のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(3階建て)で男が放火し、爆発を伴う火災が発生した。京都府警によると、33人(男性12人、女性20人、不明1人)が死亡、男を含む36人が病院に搬送され、17人が入院した。建物内には男も含め76人がいたといい、残る7人は無事だった。警察庁によると、放火事件の被害者数では平成以降、最悪という。 【写真特集】火災で煙を上げて燃える「京都アニメーション」の建物 府警捜査1課によると、男が玄関から建物内に入り、1階で「死ね」と叫んでガソリンとみられる液体をまいて火を付けた。従業員が男の後を追い、建物から数十メートル離れた場所で伏見署員が男の身柄を確保したが、重いやけどをしており入院した。免許証によると関東地方在住の41歳で、同社での勤務歴はなく、調べに「自分が火を放った」と話したという。府警は同社に恨みを
18日午前10時35分ごろ、京都市伏見区桃山町因幡のアニメ制作会社「京都アニメーション」の第1スタジオから出火し、鉄筋コンクリート造り3階建ての建物延べ約700平方メートルの大半が焼けた。京都府警によると、33人(男性12人、女性20人、不明1人)の死亡が確認された。このほか36人が病院に運ばれ、うち17人は入院中で意識不明の人もいる。残りの大半の人は軽症という。 京都府警は、ガソリンのような液体をまいて火をつけたとみられる、さいたま市在住の男(41)の身柄を確保した。殺人と現住建造物等放火の疑いで捜査している。男は上半身などをやけどして病院に運ばれ、意識不明の重体。搬送される際、駆けつけた警察官に「1階で液体をまいて火をつけた」と話したという。 捜査1課によると、出火当時、建物内には従業員ら74人がいた。遺体が見つかったのは、1階で2人、2階で11人、2階と3階をつなぐ階段で1人、3階か
京都府向日市上植野町薮ノ下のアパート「寿荘」の駐車場で11日に粘着テープで巻かれた女性の遺体が見つかり、住人の男(55)と向日市役所職員の男(29)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、両容疑者が今月上旬、京都市西京区内のホームセンターを訪れ、ペット用の消臭砂などを購入しようとしていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。府警は、この時点で女性は死亡し、2人が遺体の遺棄を計画していた可能性が高いとみている。 【地図】死体が遺棄された現場 捜査関係者によると、両容疑者は2日ごろ、ホームセンターを訪れ、住人の男が店員に「死体を埋める」と言って、大量の消臭砂などを買い求めたという。不審に思った店員が通報し、西京署員が店に駆け付ける騒ぎとなったが、住人の男は署員に「ネコの死体だ」と説明したという。 捜査関係者の説明では、遺体は住人の男と同居していた40代の女性とみられる。最終生存確認は5月下旬ご
妻を殺して遺体を埋めた元エリート銀行員と、その犯行を手伝った母。 “ゆがんだ親子愛”が招いたその犯行は“完全犯罪をもくろんだもの”として、息子の弥谷鷹仁被告(37)に懲役15年。母親の恵美被告(64)に懲役7年が言い渡された。 【画像】異例の4分間にわたる説諭を行った裁判長はコチラ… 担当した裁判長は自分の言葉で被告に語りかけることで知られる人物。裁判長が最後に行った説諭は異例の4分間にも及んだ。 犯行の動機を妻の暴力で精神的に追い詰められていたと訴えていた鷹仁被告に対し裁判長の説諭は… 裁判長: 殺害しか選択肢がないと言っていたが、正当防衛以外でそんなことはない。(鷹仁被告の)苦しかった気持ちは理解できるが、一番苦しかったのは麻衣子さんではないか。あなたに攻撃的になったのは愛していたあなたへのSOSだったのではないか… 裁判長: 夫婦は一人で背負いきれないものを分かち合うもの。麻衣子さん
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