厚生労働省、調査データを不正流用。外来管理加算5分ルールで。保団連の情報開示請求により判明 2008年度診療報酬改定において、外来管理加算に「概ね5分を超えて直接診察を行った場合に算定できる」という時間要件が導入された。時間要件に関しては、中医協2号側委員から「医療の質は時間ではかれない」として反発があったが、厚労省、原徳壽医療課長は2007年12月7日の中医協基本問題小委員会で、「内科診療所における医師1人あたりの、患者1人あたり平均診療時間の分布を調査したところ、平均診療時間が5分以上である医療機関が9割という結果であった」という資料(下グラフ)を提示し、これを根拠に外来管理加算の時間要件が決定した。 しかし、本会が「行政機関の情報公開法」に基づき同省にこのグラフの出典開示を請求したところ、実際には外来管理加算の対象となる再診患者に対する診療時間の調査は実施されておらず、「平成19年度
地域医療の担い手を育成し、道内の医師不足解消を目指そうと、道教育委員会と北海道大医学部、札幌医科大、旭川医科大は29日、「連携と協力に関する協定書」に調印した。 道教委は今年度から、旭川東など9道立高校を「医進類型指定校」とし、教員1〜2人を追加配置するなど、生徒の医学部進学指導を強化した。協定により各大学が派遣する医師や研究者による講演、医大生との交流などを行い、生徒が意欲と目的意識を持って勉強に取り組めるようにする。 調印式で、北大の本間研一医学部長、札幌医科大の今井浩三学長、旭川医科大の吉田晃敏学長は、それぞれ「医師や研究者になるには知的能力だけでは不十分で、人間への理解、共感が必要だ」「高校生が地域医療への理解を深める契機としたい」「高校、大学、医療現場の連携で『ふるさと医療人』の育成に取り組む」と述べ、連携強化に期待感を示した。 ◇ 協定に基づき、道教委は8月11〜14日、高校2
問題行動の中高生を鍵かけ閉じ込める 北九州市の児相(asahi.com 2008年06月01日19時53分) 北九州市子ども総合センター(児童相談所、同市戸畑区)で、非行などのため一時保護した少年を鍵をかけた個室に閉じ込めていたことがわかった。厚生労働省の児童相談所運営指針が禁じている行為で、昨年春からは5件を確認。1日会見した小石原善徳所長は「児童の安全確保のためやむを得なかったとはいえ、人権への配慮に欠けていた。深く反省している」と謝罪した。 厚労省の指針は「身体の直接的拘束」や「一人ずつ鍵をかけた個室におくこと」を禁じている。センターの幹部や職員は禁止行為と知りながら、他の子どもに危害を加えたり施設の設備を壊したりした場合に「やむを得ず外から施錠していた」という。 厚労省の運営指針では禁じられている行為のようですが、ではどうすればよかったかについては答えがないようです。 所長は謝罪し
ハンデのある学生も、ハンデのある子の親も一緒に学ぶ大学がある。 自己紹介が、昼休みをはさんで延々と続いた。今月11日の日曜、通信制の星槎(せいさ)大学の横浜市内にあるスクーリング(面接授業)会場に21人の学生が集まった。丸1日続くプロゼミと呼ばれる授業だった。 自己紹介の目的は、各自の経歴や抱負を聞いた上で、7月に提出するリポートのテーマを決めることだ。21人中16人までが女性で、年齢層は10代から60代までと幅広い。自己紹介で明かされる個々の複雑な事情に、担当の高津茂・准教授(58)が丁寧にコメントしていく。 中でも目立つのは、発達障害の子供を育てた母親と、不登校など、紆余曲折(うよきょくせつ)を経て入った大学の系列校、星槎国際高校出身の若者だ。 「小学生の子供の発達障害のことを、実はよくわからないで育ててきました」と元看護師の女性が体験談を交えて告白、別の母親が共感の涙を流した。 鈴木
責任能力をめぐって、対照的な判決が東京地裁であった。ともに東京・渋谷で起きた2つの殺人事件だ。兄が妹を殺して遺体を切断、もう1つは妻が夫を殺害後、やはり遺体を切断、遺棄した残忍で猟奇的な事件だ。 妹殺害は、殺人については責任能力があったと有罪にした一方、死体損壊時は心神喪失状態だったとの鑑定結果を採用して無罪と認定、懲役17年の求刑に同7年を言い渡すという異例判決だった。 夫殺害事件は、犯行時の妻の精神状態について、完全責任能力をほぼ認め、懲役15年(求刑・同20年)の判決を下した。責任能力をどのように判断するかで、量刑に大きな差が出た典型例だ。 両事件とも来年5月から始まる裁判員制度では、審理の対象となる重大事件である。それだけに、素人の裁判員にとっては、責任能力をどう認定するかが求められる。被告の刑を大きく左右する問題だけに裁判員には、相当の精神的負担となりそうだ。 妹殺害事件は、被告
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く