継続的な教育が難しい発達障害の子どもたちのために、愛知県で全国初となる中高一貫の特別支援学校をつくる動きがある。発達障害の研究者、支援者、親、本人らで組織するアスペ・エルデの会(名古屋市)の取り組みで、行政の協力を得て数年内の開校を目指す。 (編集委員・安藤明夫)
2009年4月、睡眠導入剤などを大量に服用して運ばれた女子高生(当時18歳)を治療せずに帰宅させて死亡させたとして、福岡県警は、産業医科大病院(北九州市八幡西区)の神経精神科に勤務していた男性医師(30歳代)を業務上過失致死容疑で近く福岡地検小倉支部に書類送検する方針を固めた。 捜査関係者などによると、女子高生は03年頃から、うつ病を患って通院しており、医師は主治医だった。09年4月19日夜、女子高生は北九州市小倉北区の自宅で処方されていた睡眠導入剤などを大量に服用して意識がもうろうとなり、両親が車で搬送した。 同日午後11時半頃、当直勤務だった医師は病院の駐車場で車の外から、車中で寝ている女子高生を見て、「そのまま連れて帰って大丈夫」などと話し、両親が治療を求めたにもかかわらず、これに応じなかった。
発達障害の当事者研究に取り組む東京大先端科学技術研究センター交流研究員の綾屋紗月[あややさつき]さん(37)が8日、熊本市で講演した。綾屋さんは、広汎性発達障害のアスペルガー症候群と診断された自身の内面と、「コミュニケーション障害」という患者像にずれを感じたことをきっかけに研究を始めた。講演では、発達障害の捉え方に疑問を投げかけた。 綾屋さんは共同研究者で、脳性まひで車いすを利用している同センター特任講師で小児科医熊谷晋一郎さん(35)と登壇。共通点がないように見える熊谷さんの顔写真と女性アイドル歌手の顔写真を並べた映像を示し、「私には2人が似ていると思う」と述べ、会場を引きつけた。 綾屋さんは、視覚情報は部分部分に焦点が合った「パーツの寄せ集め」で入って来るため、熊谷さんを「車いすに乗っている人」という全体像では捉えていないと説明。「上まぶたの立ち上がりの傾斜角などを見てアイドルと似てい
厚生労働省は、精神障害者に必要な医療を受けさせることなどを障害者の家族らに義務づける「保護者制度」について、家族の負担が大きくなっていることを理由に廃止することを決め、必要な法案を今の国会に提出することになりました。 精神障害者の「保護者制度」は、主に家族の中の1人を「保護者」として選任し、精神障害者に必要な医療を受けさせることなどを義務づけるものです。 この制度について、厚生労働省は、高齢となった家族から、「心理的な負担が大きくなっている」といった意見が出ていることを受け、廃止することを決めました。 そして、医師の判断のみでは患者の権利を奪いかねないとして、保護者の同意を要件としている「医療保護入院」については、家族の同意か、家族がいない場合、市町村長の同意を条件にすることにしています。 さらに、病院側に対し、退院後の生活指導などを行う専門家を置くことや、退院後のケアに当たる地域の精神保
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