児童養護施設を舞台にした日本テレビ系のドラマ「明日、ママがいない」が全国児童養護施設協議会などから抗議を受けている問題で、田村憲久厚生労働相は3日、「施設に入所するお子さんの中で自傷行為があるという報道がある。協議会に確認して調査したい」と述べた。衆院予算委員会で、中田宏氏(維新)の質問に答えた。 同協議会は、ドラマの内容を「施設の子どもたちへの偏見を招く」と批判。ドラマの影響などで子どもがつらい思いをした事例も、各地の施設から10件以上報告されたという。これについて、田村氏は「フィクションだから、デフォルメもあるのだろう。ただ、現場でも数十例、虐待事案がある。なくしていかなくてはならないから、しっかり対応したい」と述べた。
刺激的な内容が「誤解や偏見を生む」として批判の声が上がったテレビドラマ「明日、ママがいない」。その舞台となっている児童養護施設は近年、虐待を受けたり、障害のために親と離れて暮らさざるを得ない子どもたちの受け皿になっている。佐賀県内の施設を訪ね、フィクションではない現実を見つめた。 児童養護施設は、親の死亡や行方不明、拘禁、貧困などさまざまな事情で、家庭で生活ができない子どもたちを受け入れ、自立へとサポートする施設。県内では6施設に2歳から18歳までの229人(今年1月1日現在)が生活する。 国の調査によると、1977年には約4割を占めていた親の死亡や行方不明が近年は1割にも満たず、虐待が半数を超え、何らかの障害のある子も2割を上回る。「多世代同居が一般的で住民同士のつながりが深かった昔に比べ、今は親が孤立し、手のかかる子を育てきれなくなっている」。ある施設長の実感だ。 〈愛情受けられず〉
発達障害のある彼女の行動を理解したい-。大学職員の木村仁(ひとし)さん(29)=千葉県市川市=が二人の日常をつづったコミックエッセーが話題になっている。彼女の困りごとをどう受け止め、一緒に行動したかを明るく紹介。発達障害のある読者からも「仕事場で読んでもらったら、特性を分かってもらえてトラブルが少し改善した」などと好評という。 (村上一樹) 「いっでー」。満席のレストランで突然、彼女のあおさん(28)=仮名=に腕をかみつかれ、思わず声を出した木村さん。店を出て路地で泣くあおさんに聴くと、子どもの泣き声や親の叱責(しっせき)で頭が真っ白になり、叫び出すのを我慢するためと明かされる。「ごめん」と謝るあおさんに「気にしなくていいよ」と木村さん。
前に,殺人率と自殺率の国際比較図をツイッターで発信したところ,見てくださる方が多いようなので,ブログにも載せておきます。横軸に自殺率,縦軸に殺人率をとった座標上に,188の社会を位置づけたものです。 殺人率とは人口10万人あたりの殺人事件件数をいい,自殺率とは人口10万人あたりの自殺者数を意味します。双方とも2008年のデータです。 日本は殺人率が非常に低く,自殺率が高いので,右下の底辺を這うような位置にあります。他の先進国もおおむね同じです。アメリカは物騒だとかいわれますが,世界全体でみれば,この国よりも殺人率が高い社会がわんさとあります。邦人の殺害事件があった南米のエクアドルが,だいたい中間というところです。 ところで,殺人と自殺という,性質が真逆の逸脱行動の量を同時観察することで,それぞれの社会の国民性のようなものがみえてきます。極限の危機状況に置かれたとき,他人を殺るか,それとも自
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