児童養護施設の仕事に関わると、年々環境が厳しくなっていることに気がつかざるをえない 入所児童にとっても 働くケアワーカーにとっても 気づくだけで、黙っていると、それが当たり前のことだと、いつの間にか自分が無力化して止まってしまうので、 まず愚痴り、ぼやくことにする 学習性無力感に陥らないために 4月、5月は、子ども措置変更が生じてしまう状況を見て臍を咬み、 職員の退職を聞いて落胆する日々だった 皆、一所懸命に、それこそ身体を張ってやっているのに、 こどもが担当にしがみつく行為は、担当を疲弊させ、相互に落胆するようなことばかり・・ もっと、職員が多く、もっと一人一人と関われればいいのに ため息というか、この憤りは、私がいつかどこかで通って来た道の景色によく似ている 30年前の精神科病院でよくあった構図である 親切なコメディカルと真摯な患者と退院に向かって努力すればするほど、立ちはだかった精神